良心と人間性

 探偵は人のトラブルや不幸に立会い「克服するための業務」を実施する職業である。

良心が無い「探偵の仕事」言うまでもなく「御依頼人が求める調査結果」とはほど遠い。いい加減な言動や軽はずみな判断から「依頼人を挑発」し報酬を得ようと考えている。やはり、仕事と人間性は切っても切れない関係にあると思う。

つくづく同じ探偵業者として情けなくなる。

他社の再調査を行う機会がある度に「やりきれない」感情が湧いてくる。広告費をふんだんに使い「依頼を獲得している」探偵達の商売はある意味「探偵に似た商売」といえる。調査報告と引き換えに報酬を得る「探偵の基本的業務」を逸脱している。

探偵業界が抱える問題は「悪質な業者」が引き起こし「広告力」にものを言わせ、何度も何度も繰り返し行われ改善される見込がない。探偵に対する社会的立場や地位の向上は残念ではあるが「根本的な改善」が行われない限り望めないだろう。良い探偵に依頼をしたい御依頼者の希望に応えられる制度やシステムの構築が必要不可欠なのだろう。

依頼人の声

 探偵は依頼人の心の声に耳を傾けなければ「良い探偵」とはいえない。

事実、肉体的にも精神的にも状況の良くない御依頼者には表面だけの「あたたかい言葉」は届かない。やはり、幾度もの面会と実になる調査で「心を開き」信頼関係は生まれる。

「人の気持ちが理解出来ない利益至上主義の探偵」には無縁な業務だろう。

探偵とは本来「人の気持ちが理解でき、空気を読める」存在でなければならない。現場の調査を長年経験した探偵の「空気を読む」力は優れていると普段から実感している。

現場経験のない探偵や経験不足の探偵たちには到達できない領域なのかもしれない。

空気の読めない探偵・・・・・・依頼人の心の声は届かないだろう。