逆立ちしても・・・

 長年に渡って興信所に勤務していると色々な案件や色々な心情の御依頼者に対峙する。決して悪意がないのですが「要望にそえない結果」しか出ない案件が存在します。

御依頼者の考えにそった調査方針で「何度調査しても同じ結果」なのです。我々からすると「逆立ちしても・・・」状態。

「これ以上の調査は無意味です。時間を置いて再調査しましょう。」

この言葉を言わせる御依頼者は執着心が強く、自分を取り巻く状況を変えたいと強く願っている。

 強い思いに応えたいのだが応えられない。もどかしいが、事実を曲げる行為は探偵や興信所のモラルに反するので出来ない。

時として「別れさせ工作」などを請け負う探偵もいると聞くが「踏み込んではいけない一線」を越える行為(事件性に発展する可能性)なので御依頼者を悪い方向に導く可能性のある仕事は絶対に出来ない。