熱愛破局

芸能人の恋愛ゴシップは熱愛・破局の繰り返しである。

恋愛を芸能人の話題性と考えるならば「恋多き芸能人」は話題性豊富である。意図的に売名行為(知名度向上を目的)を行い知名度の低い芸能人が有名になるハニートラップが行われることも理解できる。

周囲が気にかける話題を提供しても「人気のない芸能人」が渦中のひとでは「世間が注目」とはならない。

マスコミ各社はビッグニュースをもとめ日夜、ネタ探しに時間を費やしている。

探偵がタイアップして渦中の人を追跡し情報をもたらす場合も少なくない。自ずとプロの張り込みや追跡術はマスコミにも伝授されてゆく。写真誌が撮影する深夜デートなどの写真は探偵が普段行う撮影術と同一である。

注意を引きつける車輌を目立つ場所に停車し、他の方向より「気づかれる事なく撮影」する。怪しい車輌に気をとられた芸能人は他方への注意力が散漫になり被写体となる。撮影を行ったチームは直ぐさま撤収し写真が週刊誌に載ってはじめて「撮影してた連中が別方向に潜んでいた!」と気付くこととなる。

無駄な張り込みを行わず「対象芸能人に関する情報」から間接的に張り込みを実施しマスコミ丸出しの撮影とは異なるアプローチで撮影も可能なのである。

事件の裏側

探偵という職業柄「世間を騒がせた事件」に調査で関わる機会がある。

犯人が居住していた場所や幼少期を過ごした地域などにも行く。

ニュースでは伝わらない「犯人の素顔」に近づく瞬間があり、犯行にいたる経緯が見え隠れする。

子供の頃はどのような性格で家族の生活環境や職業や貧富の状況なども話しに伺うことができる。事件が起こる経緯は様々であり「流されるように」事件に発展してしまう生活環境に身を置いてしまっている事が理解できる。

本質にふれる瞬間は探偵に与えられた特別な時間である。

マスコミ報道に関わる職業も同様な感覚をお持ちかと思うが「心が揺れる」感覚が訪れる場所場所で湧き起こる。押さえられない感情の起伏は「足で情報を稼ぐ探偵」ならではのものだろう。

取り返しの付かない「事件や疑惑」は人間社会にしか存在しない。

探偵のイメージと現実

フィクションの世界で活躍する探偵は型破りで法律を無視できる。現実に平成という時代に実在する探偵達は「探偵としての常識」をもって調査を実施しなければ廃業を余儀なくされる。現実社会の探偵に格好良さはみじんもない。

現実社会の探偵は世間の常識や風潮に敏感なアンテナを持ち、緻密に情報収集活動を行う。はっきり申し上げて「地味な仕事である」。探偵以上に地味な仕事内容を見たことがないくらいである。

そんな実際の探偵とは対照的に架空の探偵は自由気ままに「自分の生き方」を前面に打ち出し生きて行ける。思うがままに生きる事は現実社会においては「リスク」が存在し選択しがたい傾向が強い。理想や夢は持っていても現実という高いハードルを越えられない方がほとんどだろう。

探偵に限らず「肩書からのイメージと現実のギャップ」は想像以上にかけ離れ「イメージダウン」の傾向にある。

少しでも理想に近づきたい「この気持ち」が残っているだけ夢があるのかもしれない。

2度手間

どのような職業についていても「行った業務にミスがないか確認」する事は一般的に常識といえる。

時間を有効につかう心がけは大いにけっこうな考え方

と思うが、「確認をおこたった時間の短縮」は無意味であり2度手間3度手間の原因になる。

仕事の電話一本を例にあげても「誰に何の用件で連絡した」か意図が電話口の相手に伝わらなければ「意味不明な通話」となってしまうことだろう。

簡単な連絡の電話に2,3回の通話を要していては「常識的な業務連絡の範囲」を逸脱した状況と判断でき、改善しなければ世間的には「常識の無い業務」を行う業者との認識をうけてしまう。

基本的な事柄を曖昧にせず「基本からコツコツ積み重ねる」努力をおこたっていてはけない。

探偵業に関して言えば「依頼人との連絡や判断を仰ぐ」連絡場面で2度手間3度手間は探偵の基本的資質が表面化しやすく「探偵の信頼度」にも関わる重要なポイントとなることは常識である。

このような基本的な業務をスムーズにこなせる探偵は信頼できる要素があるとも言える。

探偵としてあたりまえ

探偵は依頼人の力になる職業である。

しかし、一部の探偵による悪意の営業行為により「探偵業界全体のイメージはどん底」といえる。何故、悪意の営業を取り締まらないか?

理解できない。

法律が機能しないならば新たに規制が増える事だろう。探偵業法ですら探偵としての活動に制限がかかった状態なのに「これ以上の制約・規制」は探偵の基本的な必要性に関わる範囲にまで及ぶ。

探偵が必要ない社会がくるかもしれない。

必要正義のための調査や自己防衛の為の調査までも行えない法をいかがなモノと考えるか?ご自分が自己防衛のために調査を行えない状況をあなたはどうおもうか?

これ以上のやり過ぎは的外れであると「はっきり断言できる」のである。

法律も的を得てなければ悪意の探偵を取り締まることはいつまでたっても出来ないだろう。