フィクションの世界で活躍する探偵は型破りで法律を無視できる。現実に平成という時代に実在する探偵達は「探偵としての常識」をもって調査を実施しなければ廃業を余儀なくされる。現実社会の探偵に格好良さはみじんもない。
現実社会の探偵は世間の常識や風潮に敏感なアンテナを持ち、緻密に情報収集活動を行う。はっきり申し上げて「地味な仕事である」。探偵以上に地味な仕事内容を見たことがないくらいである。
そんな実際の探偵とは対照的に架空の探偵は自由気ままに「自分の生き方」を前面に打ち出し生きて行ける。思うがままに生きる事は現実社会においては「リスク」が存在し選択しがたい傾向が強い。理想や夢は持っていても現実という高いハードルを越えられない方がほとんどだろう。
探偵に限らず「肩書からのイメージと現実のギャップ」は想像以上にかけ離れ「イメージダウン」の傾向にある。
少しでも理想に近づきたい「この気持ち」が残っているだけ夢があるのかもしれない。