移り変わる季節 紅葉

上着が重たい季節が近づいてきている。秋も深まり週末に紅葉を見物する方も増えたことと思う。仕事で移動する際に乗車する列車の乗客もしっかり上着を着用し秋の装いに変化した。

早朝や深夜の通勤をしている方々は冬に着用するような上着を羽織って通勤している。秋もそろそろ終わり世間は師走の準備を頭の隅において移り変わろうとしている。話戻って紅葉といえば標高の高い地域に「車輌で移動」が多く考えられる。探偵が実施した過去の調査案件でも「車輌による高速走行で移動」が常識である。

今週の連休で高速道路がかなり渋滞していたことが記憶に新しいところである。東名道・関越道・常磐道と週末は渋滞を覚悟して利用しなければならないだろう。

調査を実施して長距離走行が必要になる場合は「調査前の事前情報と準備」が必要不可欠である。簡単に「御依頼者が持つ情報」の詳細が探偵に伝わることが極めて重要になってくる。突発的な長距離ドライブならば致し方ない状況といえるが「知っていて情報が伝わらない」ことは出来れば避けたいと考える。

探偵の調査方法の話なので御依頼者には直接関係のないことと言ってしまえばそれまでだが「成功率が段違いに異なる」事が言え、対象車両が高速走行に的した車輌であった場合は「必ずGPSなどの事前準備が必要」と探偵は考えている。

 

探偵のイメージと現実

フィクションの世界で活躍する探偵は型破りで法律を無視できる。現実に平成という時代に実在する探偵達は「探偵としての常識」をもって調査を実施しなければ廃業を余儀なくされる。現実社会の探偵に格好良さはみじんもない。

現実社会の探偵は世間の常識や風潮に敏感なアンテナを持ち、緻密に情報収集活動を行う。はっきり申し上げて「地味な仕事である」。探偵以上に地味な仕事内容を見たことがないくらいである。

そんな実際の探偵とは対照的に架空の探偵は自由気ままに「自分の生き方」を前面に打ち出し生きて行ける。思うがままに生きる事は現実社会においては「リスク」が存在し選択しがたい傾向が強い。理想や夢は持っていても現実という高いハードルを越えられない方がほとんどだろう。

探偵に限らず「肩書からのイメージと現実のギャップ」は想像以上にかけ離れ「イメージダウン」の傾向にある。

少しでも理想に近づきたい「この気持ち」が残っているだけ夢があるのかもしれない。

デジタルな浮気心

 誰にでも脳裏によぎる「あの人素敵」の瞬間。

小なり浮気心とはそんな瞬間が継続され恋愛感情に発展するものだと考えている。男女の性別に関係なく「第三者に好意」を抱く事は誰にでも想定される。100%外出しない所謂「引きこもり」をしている人物でさえネット上で恋愛感情を抱く現代は特殊な状況を生み出している。外出する事無く恋愛が成立し交際に発展する。無駄な時間を究極に省いた恋愛が進行し、まるで「架空の人物」と恋愛しているかのような錯覚さえ引き起こす。

当然ながらデジタル恋愛は「お気に入り」が変化するように簡単に終焉することもしばしば。

女性の場合は「過去を振り返らない」恋愛が多く割り切った感情で次の恋愛に望めるのだが、こと男性の心情は女性と違い「未練を引きずる」感情が多く存在している。ネット上で繰り広げられる恋愛にはスピーディーな一面があり「浮気心」からの心変わりもアナログな恋愛と比較して「あっけない程」短期間に終焉を迎える。

現実にこのような場面を見聞きする機会を得ると、カルチャーショックと人の進化が身近なところで起こっているのだと実感でき新鮮な驚きと共に複雑な気分になる。

スケール

 スケールとは規模や大きさをあらわす。

先日、「探偵はBARにいる2」をテレビで見た。パート1に比べ格段にスケールアップした内容であり見応えがあった。前作を盛り上げた登場人物も再び花を添えている。心地よい笑いあり感動あり超人的強さの高田あり。

ガレッジセールのゴリさん演じるオカマが殺される事件が発生し、探偵が調査を行う発端になっている。

個人的に好きなシーンはふたつほどあった。

まず一つめはオープニングにはらはらさせてくれた「探偵の大ジャンプ」。スキーのジャンプ台にくくられ滑走してしまいテレマークを見事にきめてみせるシーン。大泉洋さんの出世作である「水曜どうでしょう」を一瞬見ている気分になった。

もうひとつの好きなシーンは「小野さんがナポリタンをほおばる」完食し口の周りが素敵な状況になっている。彼女の素の魅力が時折みえかくれしているシーンが他にもあり作品を通じて好印象だった。

もう一回みたいと思う映画に仕上がっていて要チェックである。

 

 

宣伝効果

 探偵は依頼が無くては困ってしまう。

依頼人の目を引く「宣伝」を打つか?人つてや紹介で依頼を得るか?選択肢は大きく別れるところ。殆どの探偵は宣伝を行い「己の存在を世間に」アピールする手法を選択している。

個人の一匹狼的な探偵事務所から調査員を複数かかえて多くの案件をこなす探偵社まで「宣伝」は生命線とも言えるだろう。宣伝が下手な探偵は己のアピールが上手に出来ないので「暇」と日夜格闘している。

探偵ドラマにたびたび登場するシーンに「事務所内で居眠り」が想像しやすいシュチュエーションと思う。最近放送中の探偵ドラマにも酷似したシーンを「オダギリジョー」が好演していたと記憶している。スクリーンの探偵達は宣伝する苦労が無くうらやましく格好良い。