興信所と浮気調査料金(成功報酬制)

浮気調査の料金は、興信所や探偵事務所によって異なっています。

前回の記事では「時間料金制」について書きましたが、今回は「成功報酬制」について書いてみます。

成功報酬制とは、成功の基準設定を元に報酬が発生する料金制ですが、注意点が3つほどあります。

(1)本当に成功報酬制で調査してもらえるのか?

「浮気の証拠が取れなかったら料金は一切いただきません!」などというキャッチコピーを見かけることがありますが、これには注意が必要です。

これを額面どおりに受け取るとメリットがあるように思えますが、実際にはこの条件で依頼するにはご依頼者様側にも条件を求められます。

その条件は探偵社によって異なると思いますが、一般的には事前の打ち合わせから調査希望日に間違いなく浮気をするであろうと探偵社側が認めた場合のみ、この条件で依頼できることになります。

なぜなら、探偵社側も時間と人員を使っているわけですから、浮気相手と会わない人物の尾行を無料で行うわけにはいかないからです。

また、実際にこの成功報酬制で調査を行って対象者が浮気相手と会わなかった場合(証拠を取る機会自体がなかった場合)はどのような扱いになるのかは不明ですが、企業側の事情に沿えば無料にするわけにはいかないということになるでしょう。

ですので、絶対に成功報酬制の依頼を認めず、「浮気の証拠が取れなかったら料金は一切いただきません!」というのが、”ただお客さんを引き寄せるためだけの材料”として使用している少々悪質な業者も存在しています。

(2)成功の基準が何なのか?

「浮気の証拠が取れなかったら」というのはある意味わかりやすい条件ですが、条件を明示せず成功報酬を謳っている例も見られます。

単に”調査が成功したら成功”ということで、調査中に浮気の証拠をとれる機会がなかったケース(空振り)でも報酬が発生することになるのであれば、メリットがあるように見えて結果は時間料金制とほぼ同じですので、”ただお客さんを引き寄せるためだけの材料”ということになります。

一体、成功の条件とは何なのかを事前にハッキリさせてから契約をしなければ、ご自身の想定していた状況とは異なる状況となってしまいます。

(3)報酬の金額はいくらなのか?

報酬の金額も事前にチェックしておくべきです。「成功した場合のみ報酬が発生する」といっても、どう転ぶかわからない調査の進行状況によっては、数時間で高額な報酬が発生してしまう場合もあります。他社と比較してあまりにも高額なところは避けたほうがよろしいかと思います。

上記の点からまとめると、成功報酬制は事前に料金が発生しない(後払い制)という点などのメリットはあるかもしれませんが、成功報酬制契約の中身をよく認識することが重要と言えます。

興信所の浮気調査料金(時間料金制)

浮気調査の料金は、興信所や探偵事務所によって異なっています。

料金はいくらという決まりはないので当然と言えますし、業界内で一律の料金を設定することもできません。

また、採用している料金制も各事務所ごとに違いが見られます。料金制を大きく分けると、時間単位で料金が加算される「時間料金制」と、成功の基準設定を元に報酬が発生する「成功報酬制」が見られます。

今回は当興信所も採用している「時間料金制」について書いてみます。
「時間料金制」の仕組みはシンプルと言えます。たいていの場合、1時間〇〇〇〇円などと料金が設定され、調査をおこなった時間分の料金が調査料金となります。

但し、多くの場合、3時間からの契約となっているので、1回調査を依頼すると最低でも3時間の料金が発生します。調査の時間延長に関しては、通常は30分や1時間単位の延長を受け付けており、30分延長いくら、1時間延長いくら、と料金が設定されています。

調査の延長や終了については基本的に依頼者が状況を判断して決定することができます。

場合によっては、6時間や8時間、12時間などの時間単位で契約すると、多少の割引が発生する「定額料金制」を採用している事務所もあります。但し、仮に3時間などの短時間で調査を打ち切ったとしても、定額料金全額の支払いとなるケースがおそらく多いでしょう。

気をつけていただきたいのは、6時間や8時間など長い時間単位でしか調査契約ができず、その6時間や8時間で金額が20~30万円以上などの高額になる場合です。これは、どんなに短時間で調査が終わったとしても、「1回の調査で最低でも20~30万円以上の費用がかかる」ということです。

また、延長が30分や1時間ではなく、「6時間や8時間単位でしかできない」場合は絶対に契約はしない方がよろしいです。仮に6時間定額30万円の調査を延長すると、追加でまた6時間定額30万円の延長となり、依頼者が7時間目で調査を打ち切りたくても、調査料金は2倍(60万円)になります。

依頼される方はたいていの場合、探偵調査について詳しくないためにどのように調査が展開されるかがわからず、実際にやってみると「1回の調査で60万」など高額な請求をされ、トラブルになってしまう、もしくは泣き寝入りしてしまう、となるわけです。

もし3時間契約・1時間ごとの延長契約であったとすれば、何の問題もなく防げるトラブルです。当興信所も同様の料金制を採用しています。

その興信所や探偵事務所がどんなに凄そうに思えても、1日7~8時間の調査で50万も60万も払う価値はありません。料金については探偵事務所の担当者任せにせず、ご自身でしっかりと把握していただくことが料金トラブルを防ぐ上で非常に重要です。

調査費用

 探偵や興信所の行う調査業務にかかる「調査費用」は低額ではない。

事実、他業種と比較して「需要」(調査依頼)が多い業種ではない現状と考える。おのずと調査にかかる費用も単価が高い。プラスして自社アピールに費やす広告費を考えると「低料金」の探偵や興信所は少ないと思われる。

長年、第一線で活躍してきた興信所の費用は「低料金ではない」。しかし、依頼人の期待を裏切らない仕事が実践出来てこその調査費用であり、必要料金形態である。

低料金で調査を行う探偵や興信所は「価格破壊」を行い新規参入を考え起業するが、その殆どが数年のうちに閉鎖される。需要を理解していない経営者が多く「調査業界」を理解できていない「他業種からの参入」が多く存在している。

老舗の探偵や興信所が低料金では調査を行わない理由は当然なのである。

これから御依頼をお考えの方には「調査費用」と「実績」のバランスを考慮したうえでの依頼先選びを実践していただければ良いと考える。

 

浮気調査の費用

 相談者の多くが気にかける「浮気調査の費用」は低額で済む事は希である。

過去の御依頼者も「覚悟をもって高額な調査費用」を捻出している。高額な浮気調査になるケースが多いため皆さんには浮気調査の費用は高額と常識的に認知していただきたいと考える。

私個人の価値観では高額で手の届かない「宝石」を購入する例に似ている。

金額も同等であると考える。

一般的な価値観で例えるならば最も近いと思う。庶民が高額な宝石を購入する事は「日常的行為」ではない。料金トラブルの多くは探偵の利益に走る「宣伝文句」と依頼人の「価値観」が原因している。

 

 

興信所に相談し見積もる

 興信所の無料電話相談を利用し、問題解決に必要な料金の見積は概算で出せる。

想定している調査料金より「高額」ならば他の方法を考える他ない。

素行調査や尾行調査を調査方法で調査料金を見積もった場合に「高額な見積」になる事は当然と言える。何故か?浮気の証拠を撮る為に必要な日数が不確定なので「過去の経験」を元に「おおよそ掛かる日数」で見積もるからである。

従って、興信所に訪れ「相談者が持参した調査に必要な資料」を元に見積をとった場合と無料電話相談で概算見積は大きく異なる。いずれにせよ「調査対象が調査期間中に動く」事が前提に見積もっていることを忘れてはいけない。