現実世界の探偵や興信所(調査業者)にフィクションの世界が重なる状況は少ない。フィクションの名探偵達の活躍は「探偵の存在価値」向上に大きく貢献していると考え好ましい。
名探偵に憧れ「職業」として探偵や興信所の調査員になる経緯は好ましくない。前述の通り「実際の調査現場」や日常業務はフィクションに描かれる世界とは大きなギャップが存在しているからだ。
「地味でコツコツ」ミス無く基本に忠実に「結果」を出す。
他業種も同様と思うが、「基本がしっかりしていない」仕事は不安定でリスキーな事が多い。逆に言えば基本があれば応用、すなわち「難解な案件」にも対応ができる。一時が万事という言葉が探偵の仕事にはピッタリあてはまるといえる。
現場で調査を行っている探偵達は「五感を鋭く」緊張感を持って仕事に従事している。「目が仕事」をしている事は勿論、周囲の気配や物音にも敏感でなければ「プロの探偵」として不合格だろう。名探偵が現実世界に存在するならば上記の条件を調査現場で実行しクオリティーの高い調査報告ができる人物だろう。