興信所の調査2

 興信所の調査項目のお話し2回目の今回は「身元調査」。

シンプルに身元を調査すると言えばそれまでだが、身元調査には幾つかの分類分けが存在する。まず、企業が行う「雇用調査」も身元調査に属している。採用にあたり対象者と親兄弟の職業や人柄・生活環境に周囲の評判が主な調査内容。

次に交際相手や婚約者の身元調査。世間一般的には「結婚調査」として総称しているが、本来は身元調査の一分類なのである。調査内容はご存知の通り「交際相手と親族」を広範囲で調査する。親族の現職や職歴・評判・反社との関わりや時には資産状況まで調査する。交際が結婚に発展する事を考慮すれば当然の調査範囲である。

現代で需要が増えている「ヘッドハンティング」。企業が水面下で行う行為だが人材確保の身元調査を取り扱うケースが増加傾向にある。優秀な人材を対象として行い、経歴・職歴・年収・趣味嗜好・生活環境などが主な調査内容である。

他にも身元調査には沢山の調査内容が含まれ、多様性がありニーズがある調査項目と言える。

縁談

 興信所は古くから「縁談」のお相手を秘密裏に身辺調査する。

婚約者の素行調査や結婚相手の親族の調査なども多く手掛けられる。結婚相手の素性を確認する業務は比較的ポピュラーな調査項目と言える。

伝統や家柄を重んじる家庭においては大切な調査である。

結婚調査にかかる費用も興信所によってそれぞれだが、一般的には50万円から80万円が相場と言える。現代の一般家庭からは考えられない金額と思うが、本当の世間の裏側とは極普通にこのような調査が実施されている。

就職・縁談・相続などなど・・・・人生の節目には我々「興信所の調査」が行われている。