ベビーカーを押して浮気2

 依頼人の帰宅がやや遅くなる水曜日と金曜日を調査実施曜日に選定し、午前中より調査を開始。15時の状況をみて調査の継続を判断する取り決めをした。

調査を開始し4日目の午前11時過ぎに対象者がベビーカーに息子を乗せて外出した。普段家事をする格好と大差なく油断していたのが悪かった。

自宅から主要道路に出る途中で公園沿いの物静かな並木道に停車中のワゴン車に乗車し後手を踏んでしまった。間違いなく成人男性の運転車輌だった。

状況的に尾行は継続できずにその日の調査は「男性の影有り」止まりになってしまった。しかし、子供を連れて不倫とは驚かされた。それともう一つ嫌な可能性が頭の中で浮上していた。

 数日後、対象者とベビーカーを乗せて走り去ったワゴン車の保管場所が判明した。日中に様子を伺いに行ったがガレージに車輌がない事から、仕事が不規則か車通勤しているかどちらかだと容易に推測できた。

本来ならば調査対象を男性に代えるところなのだが「対象者との婚姻の継続」と「浮気を止めさせる」ことが前提のため浮気相手の男性を特定した調査は行わなかった。

ベビーカーを押して浮気

 若い既婚者の浮気調査実績が増加している。離婚率が上昇するのも無理無い事かと納得している。近年、実施した主婦の浮気調査で驚いた案件の話をしたい。

埼玉県にお住まいの御主人が依頼人(二十代後半公務員・結婚2年4ヶ月)で「妻の浮気調査を曜日を限定して行いたい。」との依頼内容。

調査のタイミングを間違えない為、調査に踏み切る理由を問うて実施するべきか判断するのだが、依頼人の話を聞き「お引き受けします。」と即答した。一刻も早い浮気調査が必要に迫られた訳は「生後半年の息子さん」がいらっしゃり、出来れば婚姻生活を継続したいと強い意志が依頼人から伝わったからだった。

 若いご夫婦に限って言える事なのだが「出産後の変化」が原因で離婚に発展するケースを数多く見ている。育児が生活環境を変え「母親になった奥さんの内面的変化」も夫婦間に影響をおよぼす。

色々なストレスが夫婦を襲うタイミングでもあり「ストレスから突発的に浮気」に走る時期であったと判断できた。

婚姻生活の継続を望んでいる若い御主人に「やり直す理由」を提示しやすいタイミングでもあるため早急に調査したかった。

単身赴任と浮気調査

過去の浮気調査に数多く全国都道府県での出張浮気調査がある。

御依頼者が地方に在住しており、関東に御主人が単身赴任で生活して浮気を疑うケースが最も多い。

やはり、離れて生活している「不安」から調査に踏み切る御依頼が圧倒的で浮気の判明率も高確率である。

浮気を疑っているが、内心「本当は御主人を信じたい」とも願っている。御依頼者の辛く不安定な心情に同感する。

当の御主人は気楽な独身生活に戻った感をエンジョイしている程度の認識しかもっていない場合が多く驚かされる。

女手で家族を守って、子育てをしている苦労も知らずいい気なものである。

御主人の浮気心にお灸を据えたいとお考えの方はお気軽にご相談下さい。