女優と探偵

 知り合いに「女優」を職業にしている人物がいる。

彼女は過去に超ヒット月9ドラマにも出演経験があったと記憶している。近況はフェイスブックでやり取りをしているので特別一緒の時間を過ごす事も無くなった。プライベートの充実ぶりや行動力に変わりがなく微笑ましい。

彼女とは地元で知り合い、友人と一緒の時間を共有した懐かしい記憶がある。

最近の仕事は舞台が多く時折ドラマで見掛ける程度だが、持ち前の全力投球ぶりには過去から現在に至るまで脱帽しっぱなし。天職なのだろう。

知り合った当時の印象は「目をガン見する」目力がある女性。

話していると「心の中を見透かされ」ている錯覚を起こさせる不思議な女の子だった。芸能関係の仕事をしている事は全く知らされず「テレビ画面上の彼女」を見て飲んでいた珈琲を吹き出した記憶がある。そんな、笑いのセンスも兼ね備えている。

今度は逆サプライズで舞台上の彼女を驚かせてやりたい・・・ヒッヒッヒッ

人情探偵

 我々探偵はヒーローでも正義の味方でもない。職業であり報酬を得て業務を遂行している。だが、それが全てでは「世の中成り立たない」時には感情で仕事を引き受ける。正直者が馬鹿をみる世間は御免だからだ。

先輩探偵の方々も「何とかしてあげたい一心」で依頼を引き受ける。

わたしの周りの探偵達は「人情探偵」ばかりで損な役回りだ。私はそんな探偵達が世の中にいて良いと考える。モラルがあり人情や、人と人の繋がりを重んじる。商売だけでは30年以上も探偵業を続けられない、信頼や実績も得られない。

これから先も「たったひとりで何でも出来る」時代は来ないのだから、全てを自分一人で解決できる人間などいない。