デザインあ

私は小さな子供がいるので、朝や夕方子供と一緒にEテレ教育テレビの番組を見ることがあります。その中でも個人的に私が好きな番組は「デザインあ」という番組です。身の回りにあるものをデザインの視点から見つめ直すことで「デザインの面白さ」を伝えつつ子供たちの「デザイン的な感性と視点」を育むことを目的としているこの番組は今までになかったような番組でとても新鮮です。そして多くのグラフィックデザイナーやミュージシャンが携わっており、とてもおしゃれな番組に仕上がっています。番組タイトルにある「あ」は50音の最初の文字であり、「デザインの面白さを学ぶ最初の入口」という番組コンセプトが込められているそうです。子供向け番組でもあり、数分間の短いコーナーをつなぎ合わせた構成となっています。基本的に一回の放送中にコーナーが重複することありませんが、時おりひとつのコーナーを連続して流すスペシャル回を放送することがあります。私が最も好きなコーナーは「ない世界」というコーナーで、「あって当然」と思われる身の回りの日用品がなかったらどうゆう時に困って、それが何の役割を果たすのか再確認をするアニメーションコーナーです。声の担当はパンツェッタ•ジローラモさんがつとめており、片言の日本語がとてもアニメに合っていて面白いのです。映像や音楽が本当に綺麗でおしゃれなので大人でも十分に楽しめる番組です。番組のコンセプトである「デザインの面白さ」を十分 に感じられます。機会があれば一度はぜひ見ていただきたい番組です。」

おおかみこどもの雨と雪

「今日か私が大好きな映画についてお話させて頂きます。子供が生まれてからなかなか映画館へ行くこともなく、レンタルで借りて来た映画を子供が寝たあとに週末など主人とたまに見るのですが、先日見た「おおかみこどもの雨と雪」は本当に心温まる素敵な映画でした。細田守監督の長編オリジナル作品の第二作として世間からも注目され話題になっていたので、既に見た方も多いと思いますが、映像が本当に綺麗だし、キャラクターのひとつひとつの行動に愛を感じることのできる映画です。東京の国立大学に通う女子大生の花が教室で知り合ったとある男と恋に落ちるところからストーリーは始まります。しかしその男はオオカミ男でした。男はそのことを花に告白し、花はそれを 受け入れ二人の子供を生みます。しかし、出産直後に男は亡くなってしまうのです。人間の花が人間とオオカミふたつの顔を持つ子供の雨と雪をたったひとりで懸命に育てていく姿が美しく感動的に描かれているアニメーション映画です。人間として生きたい雨とオオカミとして生きたい雪の葛藤する姿もとても心打たれて涙してしまいます。そして、自分も子供の親なので、子供を必死に守っていこうとする花の姿にも非常に共感でき、感動しました。尚、花の声優を女優の宮崎あおいさんがつとめており、ほんわかした雰囲気の花と宮崎さんの優しい声がとても合っていて素敵でした。細田守監督の作品をこれからもたくさん見たいと思いました。」