大人の行動

 浮気調査において調査対象者や浮気相手の行動は幼稚に見える。

やはり、二人の関係が不純だから探偵の眼には「良く見えない」と思う。電車の中や駅の改札前で見ず知らずの恋人同士が名残惜しそうに抱擁をする場面を目の当たりにしても「幼稚」に見えない。

先入観とは不思議なものだ。

実際、浮気を実行できる精神の持ち主は「幼稚」な「大人になりきれない」一面を持ち合わせているのかもしれない。浮気癖に代表される「癖」もそんな幼稚さが影響していれば納得である。

「一生恋愛」していたい気持ちは現実を直視する探偵からすれば、大人の行動とかけ離れ、これまた幼稚なものだ。

一年で忙しいシーズン

 探偵の1年で一番忙しいシーズンは冬から春にかけてだ。

冬場はイベント事が世間的に多く、休暇や祝日も点在している。なんと言ってもクリスマス前後が大変な事はあたりまえ。春は人事異動などで仕事関係でのイベントが多いシーズン。歓送迎会は元より決算も重なり多くの会社は忙しく「会社の行事」を理由に嘘の行動がとり易いことが原因している。

ベーシックな浮気調査から社員の素行不良調査・新学期に入っての家出人調査などなど・・・・

多くの依頼人たちが問題を抱えて我々探偵を頼ってくる。

忙しさから開放されるには「案件の解決」意外に道はない。

 

浮気調査と迷い

 浮気調査を依頼される依頼人の多くは「ご自分の今後の方向性」に迷いが生じる。

離婚するか?浮気を止めさせ夫婦関係の修復を行うのか?

調査に着手しても「方向性」が定まらない御依頼者の調査案件は無駄が多くなってしまう。迷う心情は充分理解したうえで対応しているが情緒不安は終始続く。

探偵に浮気調査を依頼する際、望ましい形があるならば「浮気調査後の御依頼者の方向性に沿った」調査を進行することと思う。

無駄ない調査が進行し、御依頼者の不安を煽る事柄も探偵達の手腕の範疇で処理できる。