探偵の宣伝2

 昔の探偵業界は宣伝と言えば「電話帳」が主流だった時代が存在していた。

電話帳の掲載順序にこだわった昔の探偵達は「社名の頭文字をア」から始めることで掲載上位を狙い相談や依頼を獲得していた。現代と比べれば「ほのぼのしたエピソード」に感じる。

探偵社に「あ」の文字が付いている業者が比較的多い理由がそんな事情に基因している。

時代はかわって現代の探偵の宣伝はインターネット広告等が主流と言える。「安値」を売りにした業者や「パック料金」で長時間の調査が可能など「お得感」を出す業者など様々な手法で「相談や依頼」を獲得しようとしている。

そんな探偵業界にあって宣伝広告を行わない探偵が存在している。

私の知る限り「新宿の探偵」に40年以上、顧客からの依頼で探偵業を続けてきたT事務所がある。本物の探偵を語る上でその存在はあまりにも大きい。

「プロ中のプロ」の仕事が実現できる探偵は極僅かであると考える私が知る数少ない本物の探偵である。何故?本物の探偵と差別化した表現をするかと言うと、弁護士事務所や顧客の依頼のみで運営される「探偵」は信頼度が高く「仕事のクオリティー」が高いと言える。宣伝の必要がない「確かな仕事」がお望みの御依頼者には頼れる存在に間違いない。

 

結婚調査

結婚調査と一概にいってもいろいろある。

要は結婚相手についての何を調べたいかである。現在の素行面なのか、生活状況、それとも環境なのか、家族についてなのか、それぞれ調査手法が異なってくる。

通常の結婚調査といえば縁談調査、結婚前調査とも言う様に相手の事を相手から提出してもらった身上書や情報を基に全般を調べていく。

ただし現在の異性関係や交友関係などについては尾行を中心とした素行調査に限る。

ところが最近では結婚相手について住所を知らない人もいるのには驚かされる。携帯電話で話をして会う。メールして会う。そういった状況でデートを重ね、そして結婚の約束をしたが個人情報的な事は聞いていない。聞いたかもしれないが確かめていない。そんな人が多くなってきている。調査してみると勤務先などは適当に言っている人も多かった。

まるで結婚詐欺と同じである。

SNSがもてはやされている昨今、きちんとした情報を得て確認することも必要な時代なのだと思う。