人情探偵

 我々探偵はヒーローでも正義の味方でもない。職業であり報酬を得て業務を遂行している。だが、それが全てでは「世の中成り立たない」時には感情で仕事を引き受ける。正直者が馬鹿をみる世間は御免だからだ。

先輩探偵の方々も「何とかしてあげたい一心」で依頼を引き受ける。

わたしの周りの探偵達は「人情探偵」ばかりで損な役回りだ。私はそんな探偵達が世の中にいて良いと考える。モラルがあり人情や、人と人の繋がりを重んじる。商売だけでは30年以上も探偵業を続けられない、信頼や実績も得られない。

これから先も「たったひとりで何でも出来る」時代は来ないのだから、全てを自分一人で解決できる人間などいない。

正義の味方

 探偵は正義の味方かと問われると・・・・答えはNo

名探偵コ○ンのように悪人を毎回やっつけない。ヒーローや正義の味方になりうる依頼がまったく無いわけではないが概ね実在の探偵達はダーティーな部分を持ち合わせている。

どんな職業でも言えることで、「あの医者は藪医者だ」や「あの飲み屋はぼったくりだ」なんて評判が悪い者が存在している。探偵業もそんな意味合いでは「悪徳探偵」も存在する。

悪徳探偵にひっかかる依頼者は、鮮度の落ちた魚を売る魚屋で買い物をする事と変わりがない。

新鮮な魚の見分け方を知っていれば問題無しなのです。