こんなニュースを見つけました。
女性が子宮を提供して他人の子どもを産み対価を得る「代理母ビジネス」がインドでブームとなりつつあるそうです。インドは商業目的で代理母になることが認められている世界でも数少ない国の一つだといいます。インド西部グジャラート州の小さな町アナンドは「ミルク・キャピタル」として知られるそうで、あるホステルでは50人の代理母が共同生活を営んでおり、赤ちゃん1人につき8000米ドル(約80万円)を得ているといいます。これは彼女たちにとって大金。出産のための費用が安くてすむことや、代理母候補が豊富なことに加え、優秀な医師が多いことも、インドでのブームに拍車をかけているそうです。このホステルの世話人は、ネヤナ・パテル医師。2004年以来、580組のカップルのため、700人近くの赤ちゃんの代理出産を手がけてきたそうです。パテル医師は「代理母になることで夢のような生活を手にできる。そうでもしなければ彼女たちは家族のためのお金を稼げないし、家を持つことも、子どもを教育することもできない。カップルは代理母の助けが無ければ子どもを持つことができない。結果的に、1人の赤ちゃんがこの世に生を受けるのは、美しいこと」と話しています。代理出産を手がけるクリニックを「赤ちゃん製造工場」として批判するむきもあります。
正直、私も賛成は出来ません。お金のためとはいえ、やりすぎな気もします。しかし、貧しい人にとってはそうでもしなければ、生きていけない。そして、子供が欲しくても出来ない人もいる。双方にとって究極の選択であり、安易な決断ではないですよね。考え深いニュースだと思いました。