興信所の調査

 探偵や興信所いわゆる調査業者を利用した経験が無い方の為に「調査項目」について簡単に書いてみたい。まず、調査業の基本といえる「信用調査」は個人を調べるケースと法人を調べるケースに別れる。御依頼者の欲している「情報」により信用調査は枝分かれしていると言える。

例えば調査対象者の資産を調べて把握し、取引先としてふさわしいか判断したい場合は「個人信用調査」となる。調査対象が法人の場合は「法人信用調査」になり本店及び支店の有無、経営動向に自社所有動産の有無やその他(自社株保有率)の資産に至るまで調査対象となる。当然、調査範囲が多岐に渡るケースや日本全国の現地調査も視野に入った調査になる。

個人と法人の信用調査に属さない「特殊実態調査」などが希に存在する。例をあげると破格の資産を所有しているが会社を経営していない、いわゆる「資産家」の調査などが代表的である。先祖代々土地や田畑を所有し「親族」による資産運用が行われる場合は個人信用調査の範囲を大きく超えるため特殊実態と称した信用調査となる。「●●家」単位の調査になるため、当然ながら調査範囲も広がる。

今回は「信用調査」について簡単に説明したのですが、次回は「身元調査」について触れてみたい。

変わらない携帯番号

 日本人は律儀な民族であると常々思う。

鳴らない携帯電話を何年も持っている。数年に一度あるかないかの友人からの着信。お金に代えられないものがあるならば代表的な例かもしれない。

律儀にあてはまらないかもしれないが「電話番号が長い間同じ」であると安心感を得られるのは私だけだろうか?他人と商売で短期間につきあう場合においても同じ事が言える。

「信用」とは基本的な「人柄」を指すと考える。

我々興信所が行う「個人信用調査」や「法人信用調査」もその延長線上に存在している。

律儀ではない人物や法人とのお付き合いを極力避けるため必要な情報をお届けしている。こんなご時世だからこそ「軽率な判断」は危機的状況を生み出しかねない。

転ばぬ先の杖として「興信所」はお役にたてると思う。