浮気調査において調査対象者や浮気相手の行動は幼稚に見える。
やはり、二人の関係が不純だから探偵の眼には「良く見えない」と思う。電車の中や駅の改札前で見ず知らずの恋人同士が名残惜しそうに抱擁をする場面を目の当たりにしても「幼稚」に見えない。
先入観とは不思議なものだ。
実際、浮気を実行できる精神の持ち主は「幼稚」な「大人になりきれない」一面を持ち合わせているのかもしれない。浮気癖に代表される「癖」もそんな幼稚さが影響していれば納得である。
「一生恋愛」していたい気持ちは現実を直視する探偵からすれば、大人の行動とかけ離れ、これまた幼稚なものだ。