浮気調査から企業の信用調査まで 探偵の仕事とは

探偵というと「名探偵コナン」や「シャーロック」のように、密室殺人のような難事件ばかりを扱っているように思ってしまいますが、そんな仕事はほとんどありません。

 

探偵の仕事で最も多いのは「浮気調査」です。

依頼を受けた探偵社が、夫(妻)などを追跡調査し、実際浮気が行われていたら、その確かな証拠を集めます。

このようなネットトラブルには、ITに対する高度な知識が要求されます。

そのため、やはりIT専門家の調査が必要となります。

 

ひとくちに探偵の仕事と言っても、多岐にわたっています。

それぞれ得意とするものが違うので、調査内容によって、何を得意としているのか事前に調べ、実績のある探偵業者を選ぶことをおすすめします。

 

調査結果は調査報告書としてまとめられ提出されます。

この調査結果は写真だけではなく、浮気相手との密会時間や場所も細かく記録してあります。

曖昧な記録ではなく、詳細な記録であるところが、素人の調査とは違うところでしょう。

 

このほかに「素行調査」もよく行われます。

調査対象となるのは、夫や妻だけではなく交際相手や息子、娘、友人の場合もあります。

浮気調査と同様、追跡調査が中心となりますが、浮気調査よりも長期間にわたることが多くなります。

調査対象者がどんな所に行き、どんな行動を取るか、長い時間尾行しなければなりません。

素行調査でも、最後は調査内容が報告書としてまとめられます。

「人探し」などの依頼もあります。

家出した家族の調査や、昔の恋人の居所が知りたいといったものなどが含まれます。

手がかりとなるものが多く残っていれば良いのですが、情報が少ない場合は捜査が難航することもあります。

とくに長期間にわたり失踪している人などは、世間から隠れるように暮らしていることが多いので、難しい捜査となります。

 

個人からの依頼だけではなく法人からの依頼もあります。

企業の信用調査、採用時の調査、社内の人事調査、市場調査などとなります。

法人の場合は、個人の調査方法とはかなり違うところもあるので、法人専門に調査を行っている業者もあります。

 

このほか最近増えているのが、ネットによるトラブルの調査です。

出会い系サイトやSNSで知り合った人のストーカー行為や恐喝などを扱っています。

また、2chへの誹謗中傷の書き込みやネットオークションでの詐欺やハッキングなども多くなっています。