家出人

 長期休暇を前後して「家出人」捜索の相談がよせられる。

家出の理由がタイムリーならば「恋愛がらみ」の家出とも判断出来るが、人間関係に嫌気がさした家出人の捜索は困難なケースが多い。家出に至る理由が周囲の人間に理解できないため「手がかり」になる情報が少ない事が原因している。

残された家族の心情は複雑で不安なことこの上ない。

家出人の捜索ポイントとして最も重要な事項は「事件性有無」の早期判断意外にない。事件性のある家出か?個人的理由に基因した家出なのか?を早期に判断できれば捜索依頼先をスピーディーに決定出来ると言える。

家出人の所在を判明させる手順を間違えると「時間のかかる捜索」になる場合があるので充分考慮し捜索依頼先を決定していただきたい。

 

 

興信所の撮影する証拠

 各種トラブルや訴訟に必要になる「証拠」。

興信所の証拠撮影は日常業務である。現場で調査を実施する調査員達は日常行為の延長線上で朝飯前に証拠を撮影して入手する。

これこそ「プロの仕事」といえる。

入念な下調べや御依頼者情報がプロの仕事を現実の物にしていることを忘れてはいけない。初心を忘れた調査ほど愚かな行為はない。

対象人物の特徴や服装・装飾品の好み、立ち回り先なども当然頭で理解したうえで調査を実施する。

上記の「初心」を忘れずに御依頼者の利益を守る証拠を撮影する興信所は優良といえる。

 

証拠を撮影

 浮気調査に限らず「証拠を撮影」する事は探偵や興信所の調査員の「日常的業務」である。

改めて、「調査力」として依頼者にアピールする程の事などではない。

調査業界のレベルが落ちたのか?と勘違いされるのが嫌なのが本音なのでアピールは控えている。当たり前の業務をフューチャーして宣伝効果があるのか疑問に思う。

一人前の探偵や調査員達が在籍している探偵社や興信所ならば「何を今更?」と同感している事と思う。

依頼人の目を引く「違い」ならば普段の業務で出せば良いのでは?と考えてしまう。扱った過去の実績や想定されるリスクを説明出来る経験値をお持ちの探偵ならば必要ない宣伝効果と言える。

撮影能力は探偵や興信所にとって「空気を吸う」行為のように当たり前の業務である。

興信所の調査力

 探偵や興信所の調査力を自負する業者は多い。

依頼人の目線からは「調査力」=「撮影能力」と判断しがちだが、調査人目線だと調査力をかたるうえで重要事は異なる。調査現場を多く経験している人間達は口を揃えて「結果への執着心」と答える。書く言う私自身も同感で撮影能力の差は大きな違いにはならない。

調査を行う調査員が全てだと考える。調査力=調査員の執着心と考える。

普段から「結果に執着」した調査を行う興信所(調査員)であれば間違いなく依頼人を満足させる調査を実施する。撮影能力は2の次3の次と考えるベテラン調査員は多い。

精神論?と思われる方もいらっしゃる事だろう。

現実に良い仕事をする人間達の本音はシンプルといえる。

 

興信所・探偵の主な業務内容

現代の探偵事務所は興信所と呼称されるのが一般的です。

以前は特別な資格や登録などは必要なく、誰でも自由に探偵を名乗って仕事をすることが可能でした。

しかし、個人の秘密にまつわる業務が多いという仕事の性質上トラブルが起こりやすく、一時期悪質な業者によるトラブルが続発したため、探偵業法という法律によって業界が管理されるようになりました。現在では探偵業法に基づく登録をしているかどうかが、業者の信用度をチェックする重要なポイントとなっています。

興信所・探偵の仕事は、様々な調査業務が中心です。個人や団体からの依頼に基づいて様々な人や物、情報についての調査を行い、調べた結果をまとめて依頼者に報告します。

最も多い業務が浮気調査です。依頼数全体の約半数が浮気調査の依頼となっており、現代の探偵業務の中心となっています。

個人の素行調査・信用調査も依頼数の多い業務です。結婚や就職などの時に本当に信頼のおける人物かどうかを確認するために依頼する人が多く、犯罪歴や交友歴、借金の有無などを調査します。

行方不明者の調査も重要な業務の一つです。家出人や行方不明者の調査は、本来警察が担当する業務でもあるのですが、犯罪にかかわっている直接の証拠がないとなかなか積極的に調査してくれず、興信所や探偵に調査を依頼してくることが多くなっています。 “