証拠を撮影

 浮気調査に限らず「証拠を撮影」する事は探偵や興信所の調査員の「日常的業務」である。

改めて、「調査力」として依頼者にアピールする程の事などではない。

調査業界のレベルが落ちたのか?と勘違いされるのが嫌なのが本音なのでアピールは控えている。当たり前の業務をフューチャーして宣伝効果があるのか疑問に思う。

一人前の探偵や調査員達が在籍している探偵社や興信所ならば「何を今更?」と同感している事と思う。

依頼人の目を引く「違い」ならば普段の業務で出せば良いのでは?と考えてしまう。扱った過去の実績や想定されるリスクを説明出来る経験値をお持ちの探偵ならば必要ない宣伝効果と言える。

撮影能力は探偵や興信所にとって「空気を吸う」行為のように当たり前の業務である。

善と悪

 良心的な探偵達は「善悪の判断が出来ている」事実、最近世間を騒がせたニュースになった「探偵や調査会社」はモラルが欠如していたと言える。

他力本願な仕事運びが招いた結果である。他人の知恵や力を利用する事が「毎回」では自力のない「人の褌で相撲を・・・」証拠と考える。調査力を自負する探偵達においても同様と思う。

本音を話すと「調査力」は調査員の限界がどれほどか?につきる。機材の比較も大切とは思うが、「扱う探偵の自力」にまさる調査力は存在しないと考える。

最新機材や特殊機材を扱う事が調査力のバロメーターならば「ほぼ全て敏腕探偵」になってしまう。

そこのところは賛同できない。

軽々しく言えない

 探偵事務所や興信所のホームページやウェブサイトの宣伝文句にある「信頼や実績」「経験豊富なスタッフ」などを目にする。正直・・・ホントに?と疑念を持たずにいられない自分がいる。

我が興信所も駆け出しと言わない迄にはなったが「日々努力と勉強」であることに間違いない。

30年以上の業歴があってもである。

探偵稼業はそれだけ経験と実績が「依頼の対応力」に直結していると言える。

ここだけの話、起業して数年の探偵に「出来る依頼」には限界があると考える。根拠は何か?「総合的な調査力」が乏しい事。長年培ってきた調査ノウハウの有無で調査力は天地程の差がひらく。簡単に言ってしまえば「出来る事が限られている」のです。

経験と実績を語るには数十年の社歴が必要かと思うのです。