地味な性格

 飾りっ気が無く目立たない人物は世間には多く存在している。

調査対象が地味で対外的な接点を日常生活において持たない場合は「その人物の特性」が見抜けない。行動が地味であり読書を愛し外出も希。かといって世間で言う「引きこもり」や「鬱」などでは決してない。

第三者に会えば「快く挨拶を交わし」笑顔も見ることが出来る。

調査報告を行う際に「所見」でどう報告するか?頭を悩ます場面である。現場で調査対象の行動を見てきた調査員の印象も「地味」が開口一発に出る言葉である。御依頼者にとっては当たり前で「知っている」事に他ならなく「探偵泣かせ」な現状。

大きな問題行動や癖がある報告も「依頼人が仰天」して困るケースがあるが「地味」な場合は正反対に困難なケース。行動が地味な調査対象は緻密な調査が要求され時間と日数が必要になると言える。

時は●●なり

 人生は有限な時間で構成されている。従って「時は金なり」との考え方も否定しない。

探偵に関して言えば「時」は「調査結果」得るために必要と考える。(個人の考え)

調査結果に必要な「時間や日数」が不十分であると、満足な調査報告にならない。依頼人の焦る「不安定な心情」は充分理解している。焦って結果を求めても多くの場合「2度手間や無駄」にしかならない。

せっかちな依頼人の案件ほど「地に足がつかない調査」になりがちと言える。

せっかちな人ほど「時は金なり」の考え方が定着しているように思う。せかした仕事ほどミスが頻発する事は他業種でも一緒かと思います。焦らず丁寧に無駄なくを調査を実行して行きたいものだ。

 

納得の調査結果

 御依頼者が納得する調査結果になるか?は案件の難易度で大きく変化する。

難易度が高すぎ正直、「結果か出ない案件」も存在している。調査対象者の勤務形態が不規則きわまりなく、勤務地もまちまちな場合はお手上げなケースが多い。そんな最悪な状況下でも「どうしても離婚を考えている」方も存在し「破格の調査費用を費やし」調査結果を出す。

人それぞれ置かれた立場や環境、生い立ちで「価値観」は違うと実感する。

調査結果を値段で計る基準が探偵業界には「あってないようなもの」なのかもしれない。

だからといって「料金トラブル」が頻発して良い事などないと日々考えている。