信用調査の必要性

 興信所が取り扱う業務の多くに「信用調査」がある。

個人をターゲットにした調査であったり法人(会社や組織)を全般的に調査したりと依頼人の欲している「情報範囲」により調査量が異なることは言うまでもない。

ここで、実際に新規取引先の信用度を知りたい場合の「調査内容」を紹介したい。

会社経歴や規模・現在の代表者に関わる事項・経営状態や主な取引先、ブラック企業の要素や反社勢力との関わりなどが主要事項となる。以上の事項の他に利益推移や資産・自社株保有率なども調査ニーズが多い項目である。

過去の業務に関わる評判なども「評価の基準」に大きく関わるため「悪意のビジネス」を展開してきた法人などは直ぐに判明する。

取引先に不透明な部分や信用できない言動を感じたら「信用調査」の必要性や利用価値は高く堅実なビジネスを展開する上で外せない業務と言える。

勘弁ならない

 「仏の顔も三度まで」ということわざがある。

現代社会は「病んだ人間」の巣窟であり上記のことわざが全く理解できない大人が多く存在している。探偵という職業柄「調査対象者」がクセモノであるケースが多く「呆れる行動」を平然ととられるため、内心「勘弁ならない」と怒りがこみ上げることも少なくない。

おそらく「この怒りが積み重なる」事がストレス爆発までの秒読み状態なのだろう。

やり場の無い怒りは「蓄積」しかされない。

私は東京で仕事をしている方には「ストレス発散」が日常的に必要であると考えている。人間社会のちっぽけさを理解するため「大自然を体感」したり、心底温まる「温泉につかる」など。趣味に没頭し「時間を忘れる」事も良い、とにかく「忘れる時間」が必要と常々考えている。

調査を依頼する「クライアント」にも同様の考えで接する事が多い。

トラブルを抱え思い悩み睡眠もとれない状況下では「正確な判断」が下せない。体を動かし汗を流し「睡眠を摂る」ことに始まり、なるべく「食事」をしていただきたい。そうした小さな一歩から「問題解決」のための体力や精神力は生まれると考える。

 

証拠が大切

 訴訟やトラブルにおいては、重要なのが「証拠」です。問題がエスカレートするほど、その証拠の重要性は高まります。探偵や興信所が確保する各種の証拠は、問題解決の鍵として非常に優れていると言えます。

ただし、証拠の利用方法も非常に重要です。せっかく確保した動かぬ証拠も、提示のタイミングがずれてしまえば充分に機能しないことがあります。我慢して最高のタイミングを見極め、問題解決に証拠を理想的に活用することが大切です。

御依頼者の中には、希に事を焦る方が存在します。しかし、中途半端な証拠でトラブルの相手を説き伏せようとする行為はおすすめできません。なぜなら、それがトラブルの相手を開き直らせるチャンスを与えかねないことや、御依頼者の意向にそぐわない状況に陥るデメリットが存在するからです。

ですので、証拠の利用においては冷静かつ戦略的に進めることが求められます。問題解決のためには、最適なタイミングを見極め、しっかりとした証拠を提示することが不可欠です。

迷いすぎ

 迷う事は大切である。

失敗を恐れて「選択ミス」をしない為に立ち止まって停滞している。経験値の低い人物が選択に困る状況は当たり前なので仕方がない。

経験値がある人物が「迷う」事は周囲からみて「何故?」の疑問符がつく。体調でも悪いのか?はたまた、悩みごとでも?大病を抱えて辛い?ただの凡ミス?

探偵は「一人の人物を見て」報酬を得る。迷いなどとは無縁の業種と個人的には考えて調査現場に立ってきた「瞬時の判断」を迫られるので判断ミスは業務上命取り。

時代や流行は常に変化し「探偵の常識」も当然変化する。10年前の常識が判断基準では対応が効かない。常時、時代にあったアンテナを張り巡らせ新鮮な情報を届ける職業でもある。例えるならば「最新のセキュリティーについての知識」であったり現在流行しているアイテム「i pad」の利便性や機能でもある。

はったりやいい加減な知識は不要である。