男性問題と女性問題

 興信所の無料相談業務で相談者から寄せられる内容で最も多い相談内容が「異性問題」の悩みである。

男性は女性の心情を理解に苦しみ、女性は男性の心情を理解に苦しんでいる。そもそも、男性と女性は同じ人間でありながら「担う役割が違う」生き物であるため「理解に苦しむ事」は当然なのかもしれない。

自然界の生き物たちを例に上げると「雄と雌」が担う役割の違いは理解しやすいと考える。

人間は「欲深い生き物」であるため恋愛対象にも理想が高く、現在のパートナーよりも優れた人物を欲している。これはあくまで「本能に近い行為」であり強い遺伝子を残そうとする本能に基づく行為と言えるが「理性」に反した行為に間違いない。理性が無ければ現代社会の秩序は成立しない。

自然界の次元で男女問題を定義すると「長期に渡る婚姻生活」には無理があるのではないかと考えるのは私だけだろうか?

結婚生活継続か離婚か

 長い夫婦生活はあらためて言うことではないが「山有り谷有り」である。

夫婦間の問題は様々。

他人からすれば「たわいもない理由」で夫婦生活は破綻する。事実、過去の依頼人の多くも、我慢の限界を迎え離婚している。女性問題であったり男性問題、浮気性や浮気癖などは不治の病のように根深く依頼人を苦しめる。

最終的に婚姻生活の継続・終了を判断する材料を提供する立場にある我々探偵は「調査報告」で人生の道しるべとなりうる存在に間違いはない。

誠実に真摯に依頼を受け止め、正確な情報を提供する事にこそ探偵の存在価値がある。