興信所の調査3

 今回は行方不明者の捜索や所在を明らかにする「所在調査」についてのお話し。

所在調査には分類分けはない。行方不明者や失踪人・家出人を捜索したり、音信不通になった友人・知人の現住所を調べる。離婚率が増加傾向にある現代において「以前の結婚相手」の調査等も所在調査の分野に入る。離れて暮らす我が子の所在を知りたい気持ちから依頼がある。

思い出深い人物との再会を果たしたい依頼も承る機会も多い。過去にお世話になった方の所在を知っていたいと考える依頼人が多く存在している。初恋の人と再会したい等の調査も所在調査の分野でポピュラーと言える。

現在の住まいが不明な人物の調査は「所在調査」であきらかになると言える。

音信不通

 連絡がとれない知人や友人身内の安否を確認したいと考える方は多い。

年末に投函した「年賀状」が戻ってきた時などは不安に思うケースの代表かと思う。

高齢化社会の日本において今後「安否確認」の重要性は高いと考える。近所付き合いのある地域ならば心配が低いのだが、住宅街で一人暮らしをされる方などは近所との交流が薄く不慮のトラブルに遭遇し認知されない危険度が高いと考える。

一般的には認知が低いが興信所の行う調査項目に「動静調査」が存在する。

遠方にお住まいの音信不通な方の確認も調査として行っている。知人や身内の近況や健康状態なども内偵を行い御依頼者に報告する。

お金には換えられない「安心」を得られる調査であり、今後の需要が上がる調査と思われる。

家出人

 長期休暇を前後して「家出人」捜索の相談がよせられる。

家出の理由がタイムリーならば「恋愛がらみ」の家出とも判断出来るが、人間関係に嫌気がさした家出人の捜索は困難なケースが多い。家出に至る理由が周囲の人間に理解できないため「手がかり」になる情報が少ない事が原因している。

残された家族の心情は複雑で不安なことこの上ない。

家出人の捜索ポイントとして最も重要な事項は「事件性有無」の早期判断意外にない。事件性のある家出か?個人的理由に基因した家出なのか?を早期に判断できれば捜索依頼先をスピーディーに決定出来ると言える。

家出人の所在を判明させる手順を間違えると「時間のかかる捜索」になる場合があるので充分考慮し捜索依頼先を決定していただきたい。

 

 

失踪人

 所在不明者や失踪人の捜索は興信所の業務内容つまり、調査項目に含まれポピュラーな調査といえる。

過去の捜索案件から多くの依頼人に「安心」を届けてきた実績をもっている。

依頼人の安堵する表情を見た探偵の達成感はひとしおである。探偵や興信所の調査の中でも取り扱う件数が多いため「腕の良い興信所」(実績や結果)が失踪人の所在判明確率につながると言える。

行方不明者ゆかりの土地を地道に聞き込み捜索し「足取りを掴み」結果に結びつける。

所在調査の基本だが「調査への熱意」で大きく結果が異なるとも言え、「依頼をまかせる興信所」選びは慎重に吟味して依頼する事を進言したい。

行方不明者の捜索

 興信所の調査項目には所在調査や行方不明者の捜索がある。

所在不明になる「理由」が身内に理解出来ない案件は困難を極めるケースが多い。捜索に踏み切るタイミングが重要なポイントとなる事は言うまでも無く、「一刻を争う」ケースでない事を願うばかりである。

行方不明になる理由の代表的な理由を今回は紹介したい。

まず、昨今一番多い理由が「金銭トラブル」と言える。もともと借金をつくりがちな人物の多くは金銭苦から失踪するケースが多いと言える。多重債務での借金苦が社会問題に発展し、ホームレス化やネットカフェ難民、ワーキングプアーなどの現状にあると理解しているが「自己破産や債務整理」に踏み切れない人物には、厳しい現状に変わりがない。

2番目に多い理由は「人間関係」である。

年齢・性別に関係なく人間関係にストレスを感じて失踪する。恋愛関係の失踪は思いの外少なく、現代においては「対人関係に嫌気」が指し失踪するケースが殆どと言える。学生生活・社会生活に順応出来ない若者や職場環境の劣悪さに耐えかねての理由も現代の風潮と考える。

最後に紹介するケースは一番理由として理解に苦しむ「虚無感」からの失踪。

身内には「失踪する理由」が全く思いつかず、自身の存在意義を確認できない失踪人のケースである。神経質や物事を考えすぎる人物に多く、自身の人生の理想と現実のギャップに耐えかねてドロップアウトしてしまう。

もし、以上の理由に思い当たる「音信不通」な身内や知人がいるならば早急な「相談」をおすすめしたい。