増加する

 最近の浮気調査・素行調査に多く言えることがある。御依頼者がご自身で尾行を行い半ば「尾行に気づかれてからの御依頼」。現場で調査を担当する者にかかる負担が大きくリスクが高い案件といえる。

正直に「ご自分での尾行」が継続できない経緯がある事を申告される御依頼者は信頼できるのだが、事前情報がないままごく普通に調査初日から「警戒心」を前面に出した調査対象を尾行する行為はどうか?と思う。お金を払いプロに依頼したのだからとの想いからそのような状況で調査を実施させようと考えたならば「大きな間違い」といえる。

どのような仕事でも「状況に応じた対応」が求められる事は言うまでもなく探偵の尾行にも同じ事が言え「事前の準備」が必要となる。結果として調査結果が得られたならば問題ないが「最悪のケース」はいつでも存在しており、出来ることならば「準備して最善を尽くした」調査を実施したいのである。

自分で浮気調査

 ご自分で浮気調査を行い「浮気を疑っている」事実をパートナーに気づかれる方は多く存在する。

気づかれる原因について触れてみたい。

最も多い理由が「日常会話が不自然なやりとり」になってしまうこと。いつもは夕食の事など聞かないはずが最近は毎日「食事はいるの?」とお伺いをたてられている。他には週が始まったばかりの月曜日や火曜日に週末の予定を聞く行為などがある。これではあまりにも不自然である。

次に代表的な「携帯電話やスマートフォン」を見た事を気づかれ結果、浮気を疑っていると悟られる。よほど「無警戒」な人物でも「他人がご自分の携帯電話を操作した痕跡」には感づく。ちまたでは簡単に気づかれず「自分で浮気調査を簡単に行える」と宣伝を行ってソフト販売を行う業者が存在しているがご自分では何も情報が得られない「悪状況」からの浮気調査になる可能性があるので「ソフトの使用は充分な考慮」が必要と言える。

一見簡単に感じられがちな「スマホや携帯電話からの情報収集」。

私はふだんから自分の携帯を無造作に置いている。他人の目からは「無造作に放置」しているように見えるが「実のところスマホが動かされた形跡」が一目で判断できる放置状況を演出している。

どんなに同じ位置に戻そうとしても同じ位置に「スマホを戻せない置き方」がある。

誰でも実践できるので「携帯やスマホから情報収集」をお考えの方は細心の注意が必要と言える。

子供で安心

子供がいるから、養育に、教育にけっこう真面目に取り組んでいるから浮気の心配は全くない。

甘い。

妻の浮気に子供は関係ない。子供の年齢も全く関係ない。乳児だろうが園児だろうが、児童、学生、全く関係ない。主婦の浮気も多く経験している。昨今は特に多い。それも手近な相手と浮気をしてしまう。幼稚園、小学校、中学校では学校や塾の先生、子供の学友の父親と関係してしまう母親もいる。

子供にしてみれば悲惨である。

 

 

芸能人 浮気事情

東京で長年探偵をしているとたまに芸能人の家族から浮気調査の依頼が入る。

芸能人といってもピンキリではあるが殆どの場合、一般の人の浮気調査に比べ、警戒心がかなり強い。週刊誌や写真雑誌を警戒するばかりではなく、最近では一般人からのツイッターにも警戒しなくてならず、シティホテルなどの利用も少なくなった。

もっぱら浮気相手のマンションに行き、自宅デートなるものですましているようではあるがマンションも管理が徹底しているところが多く、閉口する。

飲食店でも六本木や麻布、恵比寿周辺の隠れ個室があったり、隠し出入口のあるレストランやバーを利用したりと手が込んでいる。周辺にばれないかというスリルを楽しんでいるのかとさえ感じられる。

中には堂々と素顔で繁華街や観光地などの人混みの中、デーとしている芸能人もいたがどちらかというと人気も下火の芸能人が多かったかと。

また別件で張り込んでいても芸能人のデート現場に出くわすことがある。

探偵には守秘義務があり、名前などは出せないがスキャンダルは免れない。

浮気相手の心情

 不倫関係に陥る男女の心情には「無い物ねだり」の心情が作用している。

例えるならば、奥様や旦那様にない「魅力」を不倫相手や浮気相手に求めている。下世話な話になるが「肉体関係が魅力」であったり「夫婦にない優しさ」なども代表的理由のひとつ。

不倫相手の「金品や外見」が魅力ならば遊びの範囲内とも取れるが、実際の「判断」は困難である。

事実確認や交際のペースが「不倫相手の心情」を理解する手段である事に間違いなく、探偵と御依頼者が協力して「不倫の進行」を阻止できる手だてでもある。

不倫相手の交際時間は「制限がある」ため行動に無駄が少ないと言える。探偵が行う調査で「事実確認」(行動調査)比較的たやすく日常生活のペースを把握し、不倫を阻止する「予定」をパートナーに持たせる事で交際時間を削る作業も容易に行える。

まずは、「相手をよく知ること」につきる。