思い込み

相談者や依頼者の中には思い込みの強い人もいる。

浮気調査において配偶者の浮気を思い込む人、浮気する配偶者の行動を思い込む人。

前者であればおのずと調査結果が判定して浮気をしていない事実を出せる。しかし、後者はやっかいである。こちらのアドバイスを全く聞こうとしない。例えば「○○駅から××線に乗ったら打ち切ってください。浮気相手は逆方面ですから」と。調査した結果、近所に越していたみたいで何日間か無駄になってしまった。また、スポーツジムに行ったら浮気相手と会いませんので言われていたら短時間で出てきて浮気相手と会っていた。いわゆるその日に行ったという証明がほしいだけだったのである。またプールやサウナでは携帯電話は使えない。携帯電話を切っていても怪しまれないのである。浮気する方もいろいろと考えている。

料金を押さえたいのはわかる。しかし、思い込みによってかえって料金が掛かってしまう事もある。思い込まず、いろいろと相談してみることをお勧めします。

お断りした所在調査

先日、妻が幼い子供を連れ2週間前に家出してしまい、いろいろと探したが見つからず、所在調査を依頼したいと来社した。

いろいろと奥さんが家出した状況の話を聞く。すると数ヶ月前より夫婦喧嘩が絶えなかった模様でどうやらご主人は何回か手を挙げてしまったようである。これはDV(ドメスティク・バイオレンス)問題に抵触する。更に話を聞くとご主人が仕事に出ていた留守中に男女を交えて数人が家出の手伝いをした模様である。それも引っ越し業者ではなかった模様で友人でもなかった様に思えたと見ていた近隣の話であった。これは役所の福祉課が関与している可能性が高い。

DVに抵触していると探偵業法において調査はできない。所在地を確認できるかもしれないが丁寧にお断りして帰ってもらった。

 

 

探偵や興信所の無料相談

 多くの探偵や興信所は悩みやトラブル相談を無料で行っている。調査業界で社会貢献に値する努力といえる。

依頼につながる案件はわずかだが「解決策」や「アドバイス」を多くの方に伝えている。相談の中には法律に関する案件も多く、「弁護士」や「司法書士」などの他業種への無料相談窓口を紹介も時として行う。

早急な対策が必要とされる相談者には「解決策を提案」し調査方法に必要とされる「調査料金の見積」も概算ではあるが無料相談の範囲内で行う。

以上の流れで相談を行う探偵や興信所は良心的で誠実な対応に思う。しかし、相談者には注意が必要な場合も存在する。

全ての相談を「依頼」にしたいと考える営利目的の「探偵や興信所」の相談員である。多額の広告費用を投じ「調査費用を前払い」で高圧的な営業方法をもちいる相談員には充分な注意が必要といえる。

 

 

相談、依頼のポイント

 探偵に相談や依頼を考えている方にスムーズに話が進むポイントを幾つかお話ししたい。

まず、抱えているトラブルや悩みを正確に伝える。そして、案件に関わるお持ちの資料も「何を持っているか」被相談者(探偵や興信所の相談員)に伝える。この2点が相談や依頼に最も重要。

被相談者は2点を基準に「考えられる解決方法」を提案する。

相談者の所有している情報(資料)量で案件の解決手法も異なり、何より「調査期間の短縮」が期待できるメリットがある。調査に要する費用に関しても「節約」が期待できる。

以上2点のポイントをふまえ、トラブルや悩みが大きくなる前に早期の相談や依頼に役立てていただきたい。

お悩みトラブル解決

 多くの相談者の悩みやトラブルを解決する職業。

探偵や興信所は時に「トラブルバスター」であり、時に「悩みを解決する」被相談者でもある。相談者の全てが依頼に直結してはいない。悩みを相談し「安心を得て」日常生活に戻る方が多く存在している。

悩みを抱えている当事者の気持ちは追い詰められた心情が多く「相談のタイミング」を逃した相談者が「依頼人」となる確率が高い。相談時の状況が軽微ならば「調査の必要性」も少なく済む。

状況が深刻化する前に「探偵に相談」するメリットは多く、「追い詰められて」からの相談は依頼人になって調査に着手しても「悪状況」に変わらない案件になってしまう。

早め早めの相談は「解決策の選択」も多く、精神的不安定を早期に解決する近道と言える。