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興信所(探偵)名前、生年月日から住所がわかる

同姓同名の取り違えを防ぎ、情報を“点”から“線”へ。住所が必要な手続き(慰謝料・養育費・相続・債務)を止めないための現実的な進め方

「相手の住所が分からず、手続きや請求が進められない」
「内容証明郵便を送りたいのに宛先が不明」
「慰謝料や養育費、相続、貸したお金の返還など、書面が必要なのに住所がない」
「連絡が途絶えた家族・友人・知人の居住地を確認したい」
こうした場面で、多くの方がまず思い浮かべるのが “名前”“生年月日” です。

ネット上では「名前と生年月日が分かれば住所が分かる」といった言い回しが見られることもあります。しかし、誤解しやすいポイントがあります。結論から言うと、名前と生年月日“だけ”で、誰でも自由に住所が自動的に確定するわけではありません。
ただし同時に、住所調査(所在調査)の現場では、名前+生年月日があると“住所判明に近づきやすい”のも事実です。

この「わかる」という言葉の正体は、住所が突然どこかから出現するという意味ではなく、同一人物であることの照合精度が上がり、情報整理と調査設計が進むという実務上の意味に近いものです。

住所調査の核心は「特定」よりも「照合」です。
つまり、住所そのものを“生み出す”のではなく、すでに存在する断片情報を、誤認なく結び付けることが重要です。


そもそも住所調査(所在調査)とは何をする調査なのか

住所調査とは、対象者の 現在の居住地(住所)滞在先(所在地) を、依頼目的に沿って具体化する調査です。
ここで大切なのは、「住所らしき情報」が出た時点で終わりではなく、依頼目的に対して“使える住所情報”になっているかという点です。

たとえば、住所が分かると次の行動に移りやすくなります。

  • 内容証明郵便・通知書などの送付が可能になる
  • 各種手続き(相続関連、債権回収、養育費、慰謝料など)の入口が整う
  • 交渉や連絡再開に向けた選択肢が増える
  • 依頼者が無理に動いて関係が悪化するリスクを減らせる
  • 相手の実態把握ができ、トラブル予防につながる場合がある

こうした「次の一手」が打てることが、住所調査の大きな意味です。


なぜ「名前だけ」では難しいのか:住所調査で起きがちな落とし穴

では、なぜ名前だけだと難しいのでしょうか。理由は複数あります。ここは“無駄でもいいから増やす”方向で、現場でありがちな落とし穴を具体的に並べます。

落とし穴1:同姓同名が多い

日本では同姓同名が珍しくありません。特に一般的な姓・名の組み合わせだと、候補が複数になりやすく、途中で情報が分岐します。
その結果、別人の勤務先・別人の住所候補・別人のSNS・別人の交友関係が混ざり、誤認が起こる可能性が高まります。

落とし穴2:結婚・改姓・表記揺れがある

姓が変わったり、漢字の表記が揺れたり(旧字体・新字体、かな表記、通称など)、過去情報と現在情報が一致しないことがあります。
「同じ人なのに一致しない」「別人なのに一致して見える」どちらの誤りも起こり得ます。

落とし穴3:情報の“鮮度”が違う

住所調査で重要なのは、その情報が いつのものか です。
古い住所、昔の勤務先、過去の交友関係などが混ざると、現在の生活実態とズレて誤認につながります。
「最後に確認できたのはいつか」「その後転居の可能性はあるか」など、時系列整理が欠かせません。

落とし穴4:個人で動くと警戒されやすい

共通の知人に聞き回る、尾行を試みる、SNSで探りを入れる――こうした動きは相手に伝わりやすく、警戒・逃避行動を招くことがあります。
結果として、調査自体が難しくなる、関係が悪化する、といったリスクが上がります。

ここまでの落とし穴は、「住所が分からない」こと自体よりも、誤認・関係悪化・手続き停止を引き起こす点が問題です。
だからこそ、住所調査では“正しく照合するための軸”が必要になってきます。


生年月日が強い理由:住所に近づく「照合軸」になる

ここで、名前と並んで重要になるのが生年月日です。生年月日は住所そのものではありませんが、照合の軸として非常に強く働きます。

理由1:同姓同名の取り違えを減らせる

同姓同名が複数いても、生年月日が一致する人は大きく絞れます。
もちろん“たまたま同じ生年月日”の人も理論上はいますが、現実には候補を大幅に減らせることが多く、誤認防止に役立ちます。

理由2:断片情報をつなげやすい

住所調査では、断片情報(旧住所、勤務先、活動エリア、交友関係、最後に会った場所、連絡が途絶えた時期など)をつなげていきます。
このとき生年月日があると、「その断片が同一人物のものとして整合するか」を判断しやすくなります。

理由3:調査設計(見通し)が立てやすい

調査の難易度は「情報量」と「情報の鮮度」で大きく変わります。
名前+生年月日があると、最初の段階で「追加で必要な手がかり」「現地確認の要否」「どの程度の住所特定が必要か」など、見通し整理がしやすくなります。

ここまでをまとめると、よく言われる「名前と生年月日から住所がわかる」という表現は、正確には
「名前と生年月日があると、住所調査(所在調査)で“同一人物の照合がしやすくなり、住所判明に近づきやすい」
という意味合いに整理できます。


住所調査の進め方(基本プロセス)を“増量”で丁寧に解説

住所調査はケースによって比重が変わりますが、基本は次の流れです。ここもSEO的に重要なので、あえて細かく増やします。

1)初期情報の整理:出発点の精度を上げる

まず行うのが、既存情報の棚卸しです。

  • 氏名(漢字表記・かな表記・通称の有無)
  • 生年月日(分かる範囲)
  • 旧住所(いつ時点の住所か)
  • 勤務先(いつ時点の情報か)
  • 行動範囲(最寄駅、よく行く場所)
  • 交友関係(共通の知人の有無)
  • 最後に連絡が取れた時期
  • 最後に会った場所や状況

ここで重要なのは、情報を「全部同列」に扱わないことです。
確度の高い情報/古い情報/未確認情報を分け、時系列(いつの情報か)を明確にします。
生年月日はこの段階から照合軸として効いてきます。

2)公開情報の確認:手がかりを抽出する

次に、状況に応じて公開情報の確認や情報整理を行います。
ただし公開情報は、古い・誤った・別人の情報が混ざることがあるため、単独で決めつけるのは危険です。
ここで必要なのが「照合」です。
名前+生年月日、旧住所、活動エリア、時期の整合性など、複数要素で一致を見ます。

3)照合:誤認を防ぎ、一本の線にする

住所調査で最も重要なのが照合です。

  • 複数情報源の一致
  • 時系列の整合性
  • 生活実態として自然か
  • 別人の可能性はないか

照合の精度が低い状態で「住所っぽいもの」を掴んでも、後で誤認が判明して手戻りになりがちです。
そのため、ここは丁寧に時間をかける価値があります。

4)最終確認:依頼目的に対して“使える住所”かを整理

最後に、得られた情報が依頼目的に照らして有効かを整理します。

  • 書面送付に足る精度か(番地・建物まで必要か)
  • 一定期間の滞在先確認が必要か
  • 連絡再開が目的なら、どのレベルの情報が必要か

「住所が分かった=ゴール」ではなく、目的を進めるための“次の一手”が打てる形になっているかが重要です。


住所調査が必要になりやすい代表例

ここも検索されやすいので、相談文脈を増やします。

ケースA:慰謝料・養育費・相続など“書面送付”が止まっている

相手の住所が不明だと、内容証明郵便や通知書が送れず、手続きが止まりやすくなります。
住所が判明すると、書面送付が可能になり、交渉や手続きの入口が整います。

ケースB:貸金返還や債務など、請求のために住所が必要

貸したお金が返ってこない、債務不履行がある、といった場合も、住所が分かると法的手続きの検討がしやすくなります。
ただし、感情的に動くほどこじれやすい領域でもあるため、状況整理の上で適切に進めることが重要です。

ケースC:長く連絡を取っていない人への連絡(再会・家族関係)

携帯番号やSNSが変わると、昔の知り合いでも連絡が途絶えます。
そのとき住所は「書面で連絡できる唯一の手段」になり得ます。
相続など期限や利害が絡む場面では、なおさら住所情報の重要性が上がります。

ケースD:SNS・マッチングアプリ等で知り合った相手の実態把握

オンラインの関係では相手の実態が見えにくく、トラブルに発展することもあります。
「住所を確認する」ことが、結果としてトラブル予防に寄与するケースもありますが、手段や目的は常に適法性と安全配慮が前提です。


重要:住所の扱いはセンシティブ。受任できないケース・報告制限の考え方

住所は個人情報の中でも特にセンシティブです。
そのため、住所調査は「知りたい」だけで突き進むのではなく、法令遵守・倫理面の配慮・安全配慮を前提に進める必要があります。

たとえば、ストーカーやDV等の疑いがあるケース、対象者が施設の保護下にある可能性があるケースなどでは、受任や報告に制限が生じ得ます。
このような場合は、調査の可否そのものを含めて慎重な判断が必要になります。


よくある質問

Q1. 名前と生年月日が分かれば、必ず住所は判明しますか?

A. 必ず判明するとは限りません。名前と生年月日は「照合の軸」として有効ですが、情報の鮮度や追加手がかりの有無によって難易度は変わります。

Q2. 名前しか分からない場合でも相談できますか?

A. 相談自体は可能です。ただし同姓同名の取り違えリスクが高まり、追加情報が必要になる場合があります。まずは状況整理から進めるのが現実的です。

Q3. 生年月日があいまい(年だけ、月だけ)でも意味はありますか?

A. 意味はあります。完全一致でなくても候補の絞り込みや照合に役立つことがあります。分かる範囲で整理すると見通しが立ちやすくなります。

Q4. 自分で調べるのはダメですか?

A. 手段によっては相手に警戒され、関係悪化につながることがあります。また、やり方次第ではプライバシー侵害等のトラブルになる可能性もあります。適法・安全な範囲で慎重に考える必要があります。

Q5. 住所が分かれば何ができますか?

A. 内容証明郵便の送付、通知書の送付、手続きの開始、交渉の再開など、次の行動に移りやすくなります。目的に応じて必要な“住所の精度”も変わります。

Q6. 相談時に個人情報は必須ですか?

A. 状況整理の段階では必須でないケースもあります。まずは「何に困っているか」「どこまで分かっているか」を整理し、必要情報を確認するのが一般的です。


名前と生年月日は“住所を生む情報”ではなく、判明に近づくための「照合軸」

名前と生年月日は、住所調査(所在調査)において非常に重要な手がかりです。
ただし、それだけで自動的に住所が確定するわけではありません。
重要なのは、情報整理→公開情報の確認→照合→最終確認という流れで、誤認を防ぎながら、依頼目的に対して有効な形で「使える住所情報」へ整えることです。

「住所が分からず手続きが止まっている」「書面送付が必要」「連絡を再開したい」などの事情がある場合は、まずは状況整理から進めるのが近道です。全国から相談を受け付けていますので、無料相談をご利用ください。