「反抗期の子どもが家出して行方がわからなくなってしまった」場合や、「家族や同居人が突然いなくなってしまった」場合など、大切な人が突然自分の目の前から姿を消し、連絡が取れなくなってしまうと、残された人は深い不安と心配に苦しむことになります。
このような状況では、突然の失踪によって多くの疑念や恐怖が生まれ、家族や友人はさまざまな感情に圧倒されることでしょう。心配や不安の中で、どのように対応すればよいのか、またどのように探し出すことができるのかを考えながら、精神的な負担と向き合うことが求められます。
家出をきっかけに、事件や犯罪に巻き込まれてしまう危険性もあるため、大切な人がどこかで安全に生活しているという消息だけでも早く確認したいと願うご家族の方は少なくありません。
このような状況では、行方不明者が無事であることが確認できるまで、心配と不安が続きます。特に、家出後に何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるため、少しでも安全であることが確認できると、家族や親しい人々の精神的な負担を軽減することができます。迅速な情報の収集と安全確認が、家族にとっては最も重要な課題となるでしょう。
家出に気づいたら、大半は警察に届出をされるでしょうが、家出の捜査は残されたご家族が満足できるほどの捜査をしてもらえないのが現状です。家出人が危険な目に遭っていないか、怖い思いをしていないか、などと心配でたまらないなかで、捜査が進まないと不安なもの。そのため、警察への届出と同時に、探偵事務所へ家出調査を依頼される方も大勢いらっしゃいます。
ここでは、大切な人が家出をした時に知っておきたいことや、家出調査の特徴などについて詳しくご紹介いたします。
家出をする理由
警視庁の発表によると、家出などの行方不明者の届出数は年間で約8万件にも上るとされています。この数字は非常に多く、家出人の年齢層に関するデータでは、特に20歳代の若者が最も多いことがわかっています。
また、近年では10代から30代の若年層だけでなく、80歳以上の高齢者の家出も増加傾向にあります。このように、家出や行方不明の問題は若年層に限らず、幅広い年齢層に影響を及ぼしており、社会全体での対策が求められています。特に高齢者の場合は、健康や安全面でのリスクが高いため、早急な対応が重要です。
家出をする理由について詳しく見てみると、近年では認知症による家出が増加しており、実際には家出者の5人に1人がこの理由に該当しています。認知症を含む「疾病関係」が、家出の最も多い理由となっています。
これに続く理由としては、「家庭関係」の問題が多く見られ、家庭内のトラブルや関係の悪化が家出の要因となることがあります。次いで「仕事関係」や「学業関係」が続き、職場でのストレスや学業の問題も家出の原因となっています。また、「異性関係」による家出も一定数存在し、恋愛や人間関係のトラブルが影響しています。最後に「犯罪関係」があり、犯罪に巻き込まれることやその関与が家出の理由となる場合もあります。このように、家出の理由は多岐にわたり、それぞれの背景には様々な要因が絡んでいることがわかります。
家出の理由として「犯罪関係」の割合は全体から見ると比較的少ないものの、10歳未満の家出者数は年間で1,000人を超えるとされています。法務省が発表した「犯罪白書」によると、特に13歳未満の家出において、「略取誘拐」や「人身売買」といった犯罪による被害が増加傾向にあることが示されています。
このような犯罪は、特に若年層に対する重大なリスクを伴い、家出をした子どもたちが不適切な状況に巻き込まれる危険性が高まります。親や保護者は、子どもの安全を守るために、これらのリスクについて十分な理解を持ち、早期の対策や対応が求められます。
家出から発見までにかかる期間
行方不明者届(家出捜索願)が届け出されてから発見されるまでの期間には、いくつかの傾向があります。統計によれば、家出人が発見される確率は、届け出された当日に最も高く、全体の約4割から5割がその日のうちに発見されています。特に認知症を患っている家出者の場合、発見率はさらに高く、7割以上が発見されるのは届け出当日となっています。これは、認知症の方が自分の居場所を把握するのが難しく、周囲の人々が迅速に対応することで早期に発見されるためです。
次に多いのは、届け出から1週間以内の発見です。この期間内に発見される家出人は全体の約3割から4割に上ります。家出から1週間以内に発見される確率が高いのは、早期に捜索が行われることで、家出人の行動範囲が限られ、発見しやすくなるためです。このため、家出が発覚した際には、できるだけ早急に捜索を開始することが非常に重要です。
一方で、1週間を過ぎると、発見の難易度が大きく上がります。家出から1週間以上経過すると、発見の確率は急激に低下します。これは、家出人の行動範囲が広がることや、時間の経過によって周囲の情報が薄れるためです。また、長期間行方不明であると、事件や事故に巻き込まれるリスクが増加するため、早期対応が求められます。
そのため、家出が発覚した後は、なるべく早く、そして効率的に捜索活動を行うことが、家出人を無事に発見するための決定的な要素となります。家出の初期段階での迅速な対応が、家出人の安全を確保するために不可欠であると言えるでしょう。
警察への行方不明者届
家出が発覚した際の行動として、まずは思い当たる家出先や友人関係があれば連絡をされるでしょう。探すあてもなく自力では困難だと感じた際に「警察への行方不明者届」を出されるかと思います。
行方不明者届を提出すると警察のデータベースに登録され、警ら中の警官による情報提供を受けることができます。誘拐や殺人、自殺の可能性が高い人、精神状態が不安定で危険物を所持している人、高齢者や年少者、病人など自力での帰宅が困難な家出人などは、「特異行方不明者」として積極的に捜査を行ってくれるので、家出人の現住所の管轄内にある警察署へなるべく早く届出るようにしましょう。
いっぽうで、事件や事故などに巻き込まれた可能性が高いと認められなければ、警察ではすぐに捜査をしてはくれません。
家族とは言え、知らないとところで事件に巻き込まれている可能性もあるため、家出の理由がわからない場合や、安否に不安を感じる場合は、警察への届出と平行して探偵事務所へ捜査を依頼されることをおすすめします。
家出調査に必要な情報
家出調査を行う際には、以下のような情報を詳細に伝えることが非常に重要です。まず、家出した日時や家出が発覚した経緯を正確に把握し、それを提供することが基本です。次に、家出前に行われた最後の会話や出来事についても詳細に伝えましょう。これは家出人の心理状態や直近の状況を理解する手助けとなり、家出の動機や行動パターンを掴む手がかりになります。
また、メールや電話の記録も重要です。家出人との最後の通信内容や、最近の連絡の内容を含めることで、その人が現在どのような状況にあるのかを把握する手助けになります。さらに、家出人の所持品がどのようなものであったのか、特に無くなっている物品についても詳細に報告することが必要です。例えば、衣類、財布、通帳、常備薬などがなくなっている場合、家出人がどれほど長期間にわたって帰宅しないつもりであったかを示す手がかりになります。
家出人が普段持ち歩く物品を持っていない場合、何らかの事件やトラブルに巻き込まれている可能性も考えられます。もし、家出人が常備薬や重要な書類、生活必需品を持っていない場合は、自らの意思で長期間帰宅しないつもりで家出した可能性が高いですが、それでもトラブルに巻き込まれている可能性は排除できません。
さらに、家出人が良く行く場所や頻繁に利用するお店などの情報も提供することが大切です。これらの情報は、家出人がどこに向かう可能性が高いかを予測する手助けとなり、捜索の範囲を絞り込むのに役立ちます。
全ての情報を集め、可能な限り詳細に伝えることで、家出人の早期発見につながります。情報が多ければ多いほど、調査の効率が上がり、家出人を見つける確率が高まります。家出の背景や状況に関する詳しい情報提供は、迅速かつ効果的な対応を可能にし、家出人の安全を確保するための大きな一歩となるでしょう。
家出調査の特徴
家出調査においては、家出人の突然の帰宅に備えて、自宅にご家族のうち一人は残る必要性があります。
家出人の行先として多い場所は、年齢や状況によって異なります。未成年者の場合、家出の目的や状況に応じて、以下のような場所に行くことが一般的です。例えば、出会い系サイトやSNSで知り合った人の家や、インターネットカフェ、ゲームセンター、公園、コンビニ、または友人の家などが挙げられます。これらの場所は、未成年者が比較的簡単にアクセスでき、匿名性を保ちやすい場所であるため、家出後の滞在先として選ばれることが多いです。
成人の場合、家出の動機や生活状況に応じて、以下のような場所に足を運ぶことがよくあります。例えば、浮気相手の家やファミリーレストラン、ホテル、インターネットカフェ、ゲームセンター、パチンコ店、または友人の家や実家などです。成人は未成年者に比べてより多様な選択肢があり、公共の場やリラックスできる場所を選ぶことが多くなります。これらの場所は、プライバシーが保たれやすく、気軽に立ち寄れるため、家出後の一時的な滞在先として利用されることが一般的です。
家出人が行く場所は、その人の生活環境や状況、家出の理由によって大きく変わる可能性がありますが、一般的にはこうした場所が多く見られます。
家出調査では、家出人が向かう可能性がある場所や行動範囲を、手分けをして捜索を行う必要があります。しかし、警察で事件性が高くないとして捜査が進まない家出の場合、残されたご家族や知人だけの少人数で全てを捜索することはとても困難だと言えるでしょう。
そんな場合においても、興信所へ調査を依頼されれば、人探しにおけるプロフェショナルな探偵班による集中的な家出調査を行うことができます。豊富な経験や実績を持つ探偵は、個人では難しい家出人捜索を含めた家出調査を行うことができるため、家出人を発見する確率を上げることができます。
特に、家出調査においては、家出を発見してから短時間でどれだけ調査できるかが大切なため、警察への行方不明者届と同時に探偵に捜査を依頼することで、安全に家出人を見つけ出せる可能性が格段に高まるでしょう。
家出調査は、まずはお電話での無料相談から
興信所では、家出調査の無料相談を受け付けているところもあります。
大切な人の家出が発覚すると、気が動転してしまい、どのように対処すればよいのか分からなくなることが多いです。しかし、専門知識を持った相談者からのアドバイスを受けることで、状況に応じた適切な対応策を見つける手助けが得られる可能性があります。まずは、お電話で相談を行い、専門家の意見を聞くことが重要です。専門家は、家出に関する経験や知識を基に、効果的なアプローチや必要な手続きについてアドバイスを提供してくれます。冷静な判断を保ちながら、適切なサポートを受けることで、家出人の安全確保や早期発見に向けた行動をより効果的に進めることができます。
家出調査でかかる料金は、探偵事務所によって大きく異なることがあります。料金体系が明瞭である探偵事務所を選ぶことが、安心して調査を依頼するためのポイントとなります。具体的には、調査の内容や期間、必要な経費などが事前にしっかりと説明されていることが重要です。また、追加料金や不明瞭な費用が発生しないように、契約内容をよく確認することも大切です。明確な料金体系を採用している興信所を選ぶことで、後から予期しない費用が発生するリスクを減らし、安心して家出調査を進めることができます。
初動が大事
まず、家出が発覚した際には、冷静に状況を把握することが必要です。家出の原因や背景を確認し、どのような状況で家出が行われたのかを詳細に把握することが重要です。これにより、家出人がどのような行動を取る可能性が高いかを予測し、調査方針を決定するための基礎情報を得ることができます。
次に、初動の段階で必要な情報を収集することが肝心です。家出人の最近の行動パターンや、家出前に使っていた通信手段、身の回りの物品や持ち物の情報など、できるだけ多くの情報を集めることが、調査の成功に繋がります。また、家族や友人、知人からも情報を集めることで、家出人の現在の居場所や行動パターンに関する手掛かりを得ることができます。
さらに、家出直後に警察に連絡することも重要です。警察に届け出をすることで、公式に行方不明者としての対応が開始され、広範囲での捜索活動が行われることになります。警察が調査を行う際には、家出人の身元や特徴、最近の行動パターンなど、提供できる情報を詳細に伝えることが求められます。
また、家出調査を専門とする探偵事務所に依頼するのも有効な手段です。探偵事務所は、調査のプロフェッショナルとして、家出人の発見に向けた具体的な手法や経験を持っています。探偵事務所に依頼する際には、初動段階での迅速な対応を依頼し、調査の進捗状況や結果について定期的に報告を受けることが大切です。
初動での対応が適切であれば、家出人が早期に発見される可能性が高まります。逆に、初動が遅れると、家出人が予想外の場所に移動したり、状況が複雑化することで、発見が難しくなることがあります。そのため、家出が発覚した際には、できるだけ早く適切な対応を取ることが、家出調査の成功に繋がります。
あきらめることはありません
希望を失わないでください。行方不明のご家族は、どこかに必ず存在しています。家出をした家族と再び対面したときの「感動の再会」を信じ、その思いを胸に、一人でも多くの人が早期に正常な社会生活に戻れるよう全力でサポートしています。私たちは、広範なネットワークを駆使して高度な調査技術を駆使し、多くの方々から深い感謝の言葉をいただいています。
私たちの使命は、どんな困難な状況にあっても希望を持ち続け、家族の再会を実現することです。調査のプロセスには時間と労力がかかりますが、私たちの持つ広範な情報網と専門技術を活用し、徹底的に行方を追い続けます。私たちは、一刻も早くご家族が無事に戻る日を迎えられるよう、全力でサポートし続けます。
ご依頼いただく皆様には、その信頼に応え、確かな結果をお届けできるよう努力しています。家族との再会がもたらす感動の瞬間を心から願い、我々はこれからも精進し続けます。
アーガスリサーチでの家出調査
興信所アーガスリサーチでは、家出調査では「着手金+成功報酬制」を導入させて頂いております。
<家出調査料>
料金制:着手金+成功報酬
料金の目安:2週間 着手金30万円~
家出調査の着手金は、設定した調査期間中に必要となる経費をカバーするためのものであり、家出調査が開始される前にお支払いいただく必要があります。着手金は、調査にかかる費用を事前に準備するためのもので、調査がスムーズに進行するために重要です。一方、成功報酬は、家出調査の結果として家出人の居場所が特定された後にお支払いいただく形となります。つまり、調査が成功し、家出人の位置が確認できた場合にのみ成功報酬を請求します。もし、設定した調査期間内に家出人の居場所が判明しなかった場合は、成功報酬についての請求は一切行わないため、リスクを最小限に抑えた形で調査を依頼することが可能です。
また、興信所においては、無料相談の際には詳しい個人情報はいただいておりません。お見積りも、無料相談時に出させていただくことができますので、遠慮なくお問合せ下さい。
無料相談をご活用いただいた上で、実際に探偵による家出調査をご希望となりましたら、家出捜査に必要となる詳しい情報をご提供いただきます。家出人を安全に効率よく発見するためにご協力をお願いいたします。
なお、家出調査は内密に行うことも可能です。家出を近所や知人などに知られたくないご事情がある場合は、その旨もお伝えください。個人情報や秘密保持についてはもちろん徹底しておりますので、ご安心下さい。
このページは家出人調査に特化したサイトです。