電話盗聴と室内盗聴
盗聴というと書いてある通り、盗み聴くという行為です。
盗聴にはいくつかの方法がありますが、ここでは電話盗聴と室内盗聴についてご説明いたします。
電話盗聴と言いましても、現在、携帯電話を盗聴する事は個人では全く出来ませんので割愛いたします。
あくまでも固定電話の盗聴と言うことになりますが、最近では固定電話を利用する人も少なく、探偵業界においても電話盗聴の調査依頼は激減しているのが現状ですが、全く無くなったという訳ではありません。
ところが室内盗聴に関しましては、以前より違法に盗聴機器 を様々な場所に取り付けて情報収集に活用している人が多く存在しています。
こういった違法な行為に対して、当興信所では盗聴機器 を検索する盗聴発見調査を実施しております。
盗聴発見調査料金は捜索する場所の規模によっても異なりますが、税別7万円からとさせて頂いております。
盗聴調査のご相談、御依頼は当興信所にお任せ下さい。
下記に盗聴調査を依頼され、体験された方の事例をご紹介いたします。

盗聴発見体験談事例
私には米寿を迎えた88歳になる父親がいます。
父親は一代で水産加工会社を起こし、成功して現在では社員数4000人以上、支店や工場も全国にある準大手と言われる位までの会社です。
78歳で現役を引退し名誉会長として一応相談役となっていますが、2年位前より高齢から車椅子の生活を余儀なくされ、まだ軽度ですが認知症も出てきた様子なのです。
母親は9年前に既に他界しており、広い敷地にある40坪の家に住み込みのお手伝いさんと介護士さんの3人で居住しています。
その敷地の中には父親の家の裏側に私たち家族の家と父親の家に隣接して兄の家があり、居住しています。
私は3人兄弟の末っ子で兄と姉がおり、兄は一度結婚していましたが、その後離婚し1人で住んでいるのですがたまにしか帰ってきません。
姉は結婚して北海道に居住している環境です。
私は父の会社に就職し社長の息子とはいえ、一般社員と同様の扱いで営業に回され、数年を経験、その後、地方の工場に移動、同工場の工場長となり、やはり数年を勤務した後に東京本社の部長職を経験、その後に常務取締役、専務取締役、そして昨年、55歳にして社長に就任したのです。
確かに創業者の子供という事もあり、出世は早かったと思いますが自分でもそれなりの努力はしてきたつもりです。
少々話が逸れてしまいました。
実は兄についてなのですが、兄も当初は父親の会社に就職し私と同じように営業から仕事を始め、数年後には地方の工場へ行く事を拒み、父親と喧嘩して会社を辞めてしまったのです。
多分、当時の社員たちも父親の長男という事でいずれ社長を継ぐのだろうと感じていたのか、上司たちもかなり気を使っていた感が強く、我が侭し放題だったようです。
そんな長男に父親は現場を知る意味で工場へ行けと命じたようなのですが、東京を離れる事を嫌がった兄は会社を辞めてしまったのです。
当時、兄は大学時代から交際していた女性と結婚、父親の家の隣に家を建てて貰い、夫婦で住んでいましたが、兄の女性関係が原因で僅か1年で離婚、その後、会社を辞めた後はしばらく寄りつきもしませんでした。
それでも私とは仲が良く、連絡を取り合ってはいました。
会社を退職した兄はしばらくしてある女性と共に輸入雑貨のお店を経営していました。
経営は一応、順調でよく海外などにも商品の買い付けにも行っていたそうでしたが、リーマンショックの不況に煽られ、かなり逼迫していた状況だったのです。
そんな矢先、母親が他界、母親の遺産が兄弟にも多少、分配されたのです。
小銭が入った兄は経営不振の店舗に流用せずに自らの遊びに使い、やはり女性問題がきっかけとなり、共同経営していた女性とも別れ、そして元々あった兄の家に戻ってきたのでした。
そして1人での生活となっていましたが、今までの不摂生からか身体を壊し、入退院を繰り返し、自宅での療養となったのです。
同じ敷地内に住む私の妻や子供たちも洗濯やら掃除の手伝いをしたりしていました。
その後、兄は父に頭を下げて援助をして貰うようになりました。
そんな兄でしたが生前贈与とか遺産について父に話すようになったのです。
私はまだ生きている父親に対してそんな話はして欲しくなかったのでその気持ちを兄に伝えました。
すると兄と口喧嘩となったしまったのです。
売り言葉に買い言葉、私は「兄貴は既に援助してもらって、ある程度の生前贈与を受けているではないか」と言ってしまいました。
父親は会社を継ぎ、社長となった私をかなり信用してくれています。
経営のことばかりでなく、私たち兄弟のことについてもいろいろと話をします。
兄のことも当然、心配しているのですが直接、兄には言いません。
父はむしろ私に相談しろと言うようにもなっていたのです。
兄にしてみれば弟に相談する事自体もおもしろくないのでしょう。
兄から私に連絡が入ることも無くなってしまいました。
そんな中、自宅敷地内で兄とたまたま出会い、私から声をかけましたが、兄から「親父に俺の悪口ばかり吹き込んでいやがって」と言われ、否定しましたがまたまたそこで口喧嘩となってしまったのです。
すると兄から「最近、俺と付き合っている女についても余り質がよくないとか言っていただろう」と言い出したのです。
確かに最近、兄と交際している45歳位の女性が兄宅に出入りしているのは知っていました。
正直、場末のキャバレーにでも勤めていたような女の人で派手で印象は余り良くないので、気になって父親に話した事を思い出しました。
しかし、なんでそんな事を知っていると疑問に思ったのです。
そこで私の片腕となっている総務部長と社長室長、顧問弁護士の3人に相談すると3人とも「お父様の家とかに盗聴機器 でも仕掛けられているのではないですか?」との返事。
私もその点について考えましたが「まさかいくら兄でもそんなことをするか」と思っていたのも事実でした。
すると顧問弁護士からたまに利用している興信所に問い合わせてみましょうと言うことで、翌日、その探偵に社長室まで来てもらい、話をしました。
探偵は「室内盗聴の可能性が高い」との指摘で一度父親宅の盗聴機器 発見調査を依頼したのでした。
その際、父親は現在、携帯電話は持っておらず、固定電話の子機を持って車椅子で自宅及び敷地を散歩する程度で、外出する際には介護士が必ず付き添うので急な場合には介護士に連絡すれば用が足せました。
そして室内盗聴と電話盗聴の両方について捜索してみることとなったのです。
探偵が小1時間程度で盗聴機器 確認調査をした結果、なんと簡単に父親の寝室とリビングに室内盗聴機器 、家の外にある電話線のヒューズのところにも電話用の盗聴機器 が付けられていたのを発見したのです。
その手際よさは見ていて感心しましたが、実際に付いていたことには覚悟はしていましたがビックリしてしまいました。
探偵はかなり盗聴機器 に熟知しており「いずれの盗聴機器 も半永久的に使用できる電波を飛ばすタイプ、せいぜい50m位が受信可能距離で比較的安い価格の盗聴機器 」だと言うのです。
考えるまでもなく、犯人は兄しかいません。
一応、裏に建つ私の家も捜索して貰いましたが、私の家には付けられていませんでした。
探偵は室内は簡単に取り外せるが外部に付いている盗聴機器 は警察を呼んで立ち会って貰った方がよいと言うのです。
室内盗聴機器 は隣に住む長男が親父の事を心配、気遣って取り付けたというと犯罪にはなかなかならないかも知れないというのです。
ところが外部の電話回線に取り付けた電話盗聴機器 は取り付ける行為が違法になるのだそうです。
この日は室内盗聴機器 も電話盗聴機器 も外すことはしませんでした。
そして後日、兄にも同席して貰い、ちょっとした芝居をすることにしたのです。
会社での事業拡張を巡り、総務部長と顧問弁護士にも来て貰い、相談役である創業者の父に相談するという事で集まったが敢えて父親には外出して貰っていました。
父親を待っている時間に総務部長が盗聴機器 を発見したという設定で大騒ぎをして兄を呼んだのです。
そして警察を呼んで捜査してもらおうと110番するとなったら青ざめた兄が自分が取り付けたと白状したのです。
しかも理由は想像していた通りです。
当初は「父親を心配して」と言っていたのですが、電話盗聴機器 はそうはいきません。
電話内容まで盗聴する必要は無いわけで、弁護士と共に問い詰めると観念したのか、正直に遺言作成のことなどを気にして室内盗聴機器 と電話盗聴機器 を取り付けたことを白状したのでした。
もしかしたら今交際している女性の入れ知恵かもしれませんが、兄は自分の判断で取り付けたと言っていました。
私は正直に今までの経緯を話し、父には話さないとした上で警察にも届けず、内々で処理、ただし北海道の姉には全てを話し、証人になって貰ったのです。
しかし、盗聴という世界がよく報道やドラマなどで取り上げられていますが、こんな身近に起こるとは思ってもいませんでした。
また探偵の素早い盗聴機器 の発見技術にも驚かされてしまいました。
昔のような兄弟関係にはまだ戻れませんが、今回の盗聴騒ぎで兄も少し反省したと思います。
このページは盗聴発見調査に特化したウェブサイトです。