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行方調査の方法・料金・期間と依頼の流れ

「突然、連絡が取れなくなった」「家族が家出した」「お世話になった人にもう一度会いたい」「お金の貸し借りの相手が行方不明」
人探しは、理由も状況もさまざまです。共通しているのは、時間が経つほど情報が薄れ、発見が難しくなることが多いという点です。

一方で、焦って動いてしまうと、

  • 情報が拡散して本人がさらに警戒する
  • 近隣や勤務先に知られてトラブルになる
  • 法的・倫理的に問題のある方法に踏み込んでしまう
    など、状況を悪化させるケースもあります。

人探しとは?|興信所の行方調査でできること

興信所の「人探し」は、一般に行方調査(所在確認)と呼ばれます。目的は大きく2つです。

1)「今どこにいるか」を確認する(所在の把握)

  • 連絡が取れなくなった家族・親族
  • 家出・失踪・音信不通
  • 退職後に連絡が途絶えた知人
  • 金銭トラブルなどで行方が分からない相手
    などの所在を、合法的な手段で確認していきます。

2)「連絡できる状態」を作る(接点づくり)

所在が分かっても、急に押しかけたり、周囲へ無闇に接触すると逆効果になる場合があります。
興信所への依頼では、状況に応じて「連絡の取り方」「接触のタイミング」まで含めて、現実的な進め方を設計することがあります(※最終的な対応はケースにより異なります)。


興信所の人探しが向いているケース/向いていないケース

人探しは「誰でも、どんな目的でも探せる」ものではありません。状況によって向き・不向きがあります。

興信所の人探しが向いているケース

  • 家族・親族が突然音信不通になり、安否を確認したい
  • 家出・失踪の可能性があり、早期に所在の手がかりを集めたい
  • 連絡が取れないが事件性は不明で、警察が動けない/動きづらい
  • 相手の周辺情報が少しでも残っていて、調査の足場がある
  • 表立って探すと本人が避けてしまいそうなので、慎重に進めたい

向いていない・注意が必要なケース

  • 違法な目的(嫌がらせ、つきまとい、強要など)が疑われる
  • 相手の安全や権利を侵害する恐れが高い
  • 依頼者側の情報がほぼゼロで、調査の起点が作れない
  • すでに強い事件性が疑われる(この場合はまず警察相談が優先)

興信所は「何でもOK」と言うよりも、できること・できないことを明確に説明できる所ほど信頼性が高い傾向があります。


警察への相談と興信所の違い|まず何をすべきか

人探しで最初に迷うのが、「警察に行くべき?興信所に頼むべき?」という点です。結論から言うと、状況によって優先順位が変わります。

まず警察への相談が優先になりやすい例

  • 事件性・事故性が疑われる
  • 自傷他害の恐れがある
  • 高齢者・未成年などで安全確保が急務
  • 行方不明の経緯が明らかに危険(置き手紙、緊急性の高い兆候など)

こうしたケースは、迅速な保護・安全確保が最優先です。

興信所が力を発揮しやすい例

  • 事件性が不明で、警察が積極的に動きづらい
  • 本人が意図的に姿を消している可能性がある
  • 周囲への聞き込みを広げず、慎重に手がかりを集めたい
  • 過去の生活圏・交友関係など、情報の整理と当たりを付けたい

警察と興信所は役割が異なります。必要に応じて「警察へ相談しつつ、興信所で情報収集を進める」という併用も現実的です。


興信所の人探しの調査方法|合法・現実的な範囲で行う

人探しの調査は、闇雲に探すほど成功率が上がるわけではありません。
重要なのは、起点情報(最後の足取り)→仮説→検証の順に、手がかりを積み重ねることです。

主なアプローチ(ケースにより組み合わせ)

  • 情報整理:最後に確認された日時・場所、所持品、交友関係、生活パターンなどを整理
  • 生活圏の確認:立ち寄りやすい場所、滞在可能性のある範囲を推定
  • 現地での確認・観察:行動の痕跡が残りやすいポイントの確認
  • 関係先の当たり:本人が接点を持ちやすい範囲で、慎重に情報を集める
  • 移動・滞在の仮説検証:資金状況、交通手段、季節要因などから可能性を絞る

※違法な手段(不正アクセス、盗聴・盗撮の違法行為、他人のアカウント侵入など)を前提にした調査は行えませんし、依頼者側も行うべきではありません。興信所を選ぶ際は、適法性と倫理を重視してください。


依頼前に準備すべき情報|成功率と費用に影響します

人探しは、依頼者が持つ情報が多いほど「調査の初速」が上がりやすいです。分かる範囲で構いません。

できれば用意したい情報

  • 氏名(漢字・読み)、年齢、生年月日
  • 顔写真(最近のもの)・身長体型・特徴(ほくろ、眼鏡など)
  • 最後に確認できた日時・場所(できるだけ具体的に)
  • 当日の服装、所持品、交通手段の可能性
  • 交友関係(よく連絡していた人、行きつけの場所)
  • 仕事・学校・生活リズム
  • 金銭状況の手がかり(財布、通帳、カードなどの状況)
  • トラブルの有無(家族関係、職場、金銭、恋愛など)

情報が少ない場合は?

情報が少なくても、**「最後の足取り」と「生活圏」**が分かれば起点になります。
また、依頼者自身が不安で整理できていないケースも多いので、相談段階で一緒に整理するのが一般的です。


人探しの料金|費用が決まる要因と見積もりの見方

「人探しはいくらかかる?」は最も多い質問ですが、行方調査は状況差が大きく、一律料金になりにくい分野です。費用は主に次の要因で変わります。

費用が変動する主な要因

  • 情報の量と質(起点が明確か/曖昧か)
  • 行方不明になってからの期間(短いほど有利なことが多い)
  • 対象者が意図的に隠れている可能性(警戒度)
  • 調査範囲(地域が広いほど工数が増える)
  • 必要な調査日数・稼働時間・調査体制
  • 調査のゴール(所在確認のみ/接点づくりまで/追加検証が必要など)

見積もりで必ず確認したいチェック項目

  • 料金体系(時間制/パック/成功報酬の扱いなど)の説明が明確か
  • 人員体制と稼働時間の前提が書かれているか
  • 交通費・宿泊費など諸経費の扱いが明確か
  • 追加費用が発生する条件が具体的か
  • 途中経過の共有頻度、報告形式(口頭/書面)が明確か
  • キャンセル・日程変更・中止判断のルールがあるか

安さだけで選ぶと、途中で追加費用が増えたり、必要な調査が省略されたりして、結果として遠回りになることがあります。総額の見通し調査設計の妥当性を重視してください。


人探しの期間|どれくらいで見つかる?時間が経つほど不利?

期間はケースによって大きく変わりますが、一般的に言えるのは、早いほど手がかりが残りやすいという点です。

早期対応が重要な理由

  • 最後の目撃情報や行動の痕跡が薄れにくい
  • 関係者の記憶が新しい
  • 生活圏の変化(転居・連絡先変更など)が起こる前に当たりが付けやすい
  • 本人が警戒して深く潜る前に接点を作れる可能性がある

ただし、時間が経ったケースでも、起点となる情報が残っていたり、本人の生活パターンが推測できる場合は、道筋が作れることもあります。まずは「何が分かっていて、何が分からないか」を整理することが重要です。


自分で人探しするリスク|SNS・聞き込み・追跡の注意点

「自分で探せばお金がかからない」と考えて行動する方もいますが、自己流の人探しにはリスクがあります。

起こりやすいトラブル

  • 周囲への聞き込みで噂が広がり、本人がさらに隠れる
  • 無断で個人情報を探ろうとしてトラブルになる
  • 連絡先や住所を特定しようとして法的問題に触れる可能性
  • 相手に警戒され、接点が完全に切れる
  • 感情的になってしまい、関係修復が難しくなる

人探しは「見つける」だけでなく、「その後どうするか」まで含めて慎重さが必要です。興信所に相談するメリットは、合法性と安全性を担保しつつ、状況に応じた現実的な進め方を設計できる点にあります。


失敗しない興信所の選び方|人探しで後悔しないチェックリスト

人探しは難易度が高い分、興信所選びが結果を左右します。以下のチェック項目を目安にしてください。

興信所選びのチェックリスト

  • できること/できないことを明確に説明する
  • 「絶対見つかる」など過度な断言をしない
  • 調査方針と進め方が具体的(起点→仮説→検証が見える)
  • 料金の内訳と追加条件が明確
  • 途中経過の共有や報告の形式が明確
  • 守秘義務・個人情報保護の説明がある
  • 契約を急かさず、リスク説明もする
  • 調査後の対応(連絡方法・接触の仕方)について相談できる

「不安を煽って契約へ誘導する」よりも、依頼者の状況を整理し、現実的な道筋を提案してくれる興信所が望ましいです。


依頼の流れ|相談〜調査〜報告まで(人探し版)

  1. お問い合わせ(電話・メール)
  2. ヒアリング(状況整理)
     いつから、どんな経緯で、どんな情報があるかを整理します。
  3. 調査方針の提案
     起点情報から、調査の当たりを付けます。
  4. 見積もり提示
     体制・期間・諸経費の扱いを明確にします。
  5. 契約(納得した場合のみ)
  6. 調査開始
  7. 途中経過の共有(必要に応じて)
  8. 報告(所在確認・報告書等)
  9. その後の対応相談
     連絡・接触・今後の方針を一緒に整理します。

よくある質問(FAQ)|興信所 人探し

Q. 興信所の人探しは必ず見つかりますか?

A. 100%を断言できるものではありません。だからこそ、できること・できないこと、成功可能性に影響する要因、調査の道筋を丁寧に説明する興信所を選ぶことが重要です。

Q. 事件性があるか分からないのですが、どうすれば?

A. 安否や危険が疑われる場合は、まず警察への相談が優先です。そのうえで、興信所で情報整理や手がかり収集を進める判断もあります。

Q. 依頼前に何を準備すればいいですか?

A. 最後に確認できた日時・場所、写真、交友関係、生活圏の情報があるほど進めやすいです。分からないことがあっても、相談段階で整理できます。

Q. 料金が不安です。安い所がいいですか?

A. 安さだけで決めると、追加費用や調査の省略で遠回りになることがあります。総額の見通し、内訳、追加条件、調査設計の妥当性を確認してください。

Q. 本人に知られずに探したいのですが可能ですか?

A. 状況次第です。無闇な接触は警戒を高めることがあります。慎重に進める方針を提示できる興信所へ相談してください。


まずは状況整理から|「相談=依頼」ではありません

人探しは、依頼者にとって精神的な負担が大きい問題です。
だからこそ、最初から「依頼する」と決めきれなくても構いません。

  • 何を優先すべきか分からない
  • 事件性の判断がつかない
  • 料金・期間の見通しが欲しい
  • 自分で動いて失敗したくない
  • まずは情報を整理したい

こうした段階で、まず相談して状況を整理することが、結果として近道になることがあります。

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