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既婚女性の不倫は当たり前?その確率とは?

はじめに 

不倫は多くの夫婦や家族にとって、たいへんデリケートな問題です。社会的な役割や期待、文化的背景、メディアの影響などさまざまな要素が絡み合い、夫婦関係や家庭生活に影響を及ぼすことがあります。この記事では不倫の複雑さとデリケートな性質について解説し、その影響と対処法について深く掘り下げます。

不倫に関する統計データ 

不倫は大人の関係の問題で、とても複雑です。ここでは、不倫に関する統計データについて見ていきましょう。

h3既婚女性が不倫をする確率

既婚女性が不倫をする確率について見てみましょう。統計によると、既婚女性の中で不倫を経験する人の割合は46.3%とされています。つまり、100人の既婚女性がいれば40人以上に不倫の経験があるということです。ただしこの数字はあくまで一般的な傾向を示すもので、個々の状況はさまざまです。

JAPAN SEX SURVEY

https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_p12.pdf

年代や社会的背景による違い

不倫をする確率は、年代や社会的背景によっても変わります。若い世代ほど浮気経験

率は高く、20~40代の男女のおよそ3人に1人は、現在進行形で特定の人物と浮気しているという調査結果が出ています。また職業や生活環境などの社会的背景によっても、不倫をする可能性は変わります。たとえば職場での出会いが多い環境にいる人は、不倫の機会が多くなる可能性があるといわれています。

統計データの解釈

統計データを見るときに重要なのは、これが全ての人に当てはまるわけではないということです。統計はあくまで多くの人を調べた平均的な結果を示しているだけで、個人の状況や価値観は異なります。不倫は個人の選択によるもので、その背景には複雑な感情や状況が関わっています。また不倫は家族やパートナーに影響を及ぼす深刻な問題であり、慎重に扱う必要があります。

不倫の背後にある心理的要因 

不倫とは、既婚者が配偶者以外の人と恋愛関係になることをいいます。これにはいくつかの心理的な要因が関わっています。不倫の背後にある主な心理的要因について解説します。

感情的な満足度の欠如

不倫をする人の中には、現在の結婚生活で感情的な満足を得られていない人がいます。例えば愛情や注目、理解を十分に感じられない場合、人は外でこれらを求めることがあります。パートナーとの間に愛情が薄れたり、お互いの気持ちがすれ違っていると感じたりすると、新しい恋愛関係で欠けている感情的な満足を得ようとすることがあるのです。

コミュニケーションの断絶

夫婦間のコミュニケーションが上手くいかないことも、不倫の理由になることがあります。お互いに話を聞く耳を持たず、感情や考えを共有しなくなると、関係は徐々に冷めていきます。このような状況では、人は他の誰かとのコミュニケーションで欠けているつながりを求めることがあります。つまり相手と話ができない、心が通じ合わないと感じると、他の人との関係でその満足を得ようとするのです。

自己実現や冒険への欲求

また自己実現や新しい体験への欲求も、不倫に走る一因となることがあります。人生や恋愛に新しい刺激や冒険が欲しいと感じると、既婚者でも新しい関係を求めることがあります。これは特に、現在の関係がマンネリ化している、自分の期待や夢が満たされていないといった場合に見られます。

社会的・文化的要因 

不倫は、個人的な選択だけでなく、社会や文化の影響を受けることもあります。ここでは不倫に関連する社会的・文化的要因について見ていきましょう。

社会的役割と期待の変化

昔に比べて、今の社会では男性も女性も多様な役割を持っています。女性は家庭だけでなく職場でも活躍するようになり、男性も家事や子育てに積極的に関わることが多くなっています。このような変化は、夫婦間の関係にも影響を及ぼします。社会的な役割や期待が変わることで、人々の恋愛に対する考え方や行動も変わり、それが不倫につながることがあります。

日本の文化との関係

文化的背景も、不倫に大きく影響します。異なる国や地域では、恋愛や結婚に対する考え方が違います。一夫多妻制を認める文化では、不倫に対する見方が異なるかもしれません。また恋愛や結婚に対する自由度が高い社会では、不倫がより一般的になる可能性があります。

メディアとポピュラーカルチャーの影響

近年、メディアやポピュラーカルチャーが不倫に対する人々の態度に大きな影響を与えています。映画、テレビ番組、音楽、ソーシャルメディアなどで、不倫が題材にされることがよくあります。これらのメディアが描く恋愛模様は、特に若い世代に影響を与え、恋愛に対する価値観や行動の基準を形成します。不倫をロマンチックでドラマチックなものとして描くことで、実際の恋愛関係においても不倫を受け入れやすくする傾向があります。

不倫の影響と対処法 

不倫はただの恋愛問題ではなく、関係や家庭に大きな影響を与えることがあります。ここでは不倫の影響と、その際の対処法について解説します。

不倫が関係や家庭に与える影響

不倫は、夫婦関係に信頼の崩壊をもたらすことが多くあります。不倫をされた側は裏切られたと感じ、悲しみや怒り、失望を経験することがあります。また子どもがいる家庭では、子どもたちにも影響が及ぶことがあります。子どもたちは家庭内の緊張を感じ取り、安定感を失うことがあります。さらに不倫は家族や友人など、周囲の人々との関係にも影響を及ぼす可能性があります。

不倫に直面した際の対処法

不倫に直面したとき、不倫した側と不倫された側では対処の仕方が異なります。

・不倫した側

不倫をした側は、自分の行動の影響を深く理解し、パートナーや家族に対する責任を考える必要があります。謝罪し、信頼を取り戻すための努力をすることが重要です。

・不倫された側

不倫された側は、感情を整理し、どのように前に進むかを考えなくてはなりません。感情を抑え込むのではなく表に出し、必要であれば支援を求めることが大切です。

カウンセリングやセラピーの役割

不倫に直面した場合、カウンセリングやセラピーはたいへん役立ちます。専門家によるサポートは、感情の処理、関係の修復、前に進むための戦略を考えるのに役立ちます。カウンセリングでは、個人の感情や問題に焦点を当て、セラピーでは夫婦や家族としての関係の改善に取り組みます。専門的な介入により、不倫の影響を乗り越え、健全な関係を取り戻せる場合があります。

まとめ

不倫はただの個人の問題ではなく、社会や文化の影響も受け、関係や家庭に深刻な影響を及ぼすものです。統計によると、既婚女性の半数近くに不倫経験があるとされ、若い世代ほど浮気経験率が高いことが分かります。これは社会的役割や文化的背景、メディアの影響も関連しています。不倫が起こる背景には感情的満足度の欠如、コミュニケーションの断絶、自己実現や冒険への欲求など、さまざまな要因があります。

不倫が関係や家庭に与える影響は深刻で、信頼の崩壊や子どもへの影響など多方面にわたります。不倫した側は自分の行動の影響を深く理解し、謝罪と信頼回復に努めることが求められます。一方で不倫された側は感情を整理し、必要であれば支援を求めることが重要です。

不倫は複雑で敏感な問題であるため、専門的な支援や相談が必要な場合があります。カウンセリングや相談窓口を活用することで、必要なサポートや解決策を見つける手助けが得られるでしょう。

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