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詐欺師の詐欺口座調査・身元特定・住所調査
詐欺師の身元住所調査

詐欺師の身元特定・住所調査について

ネットで知り合った人を騙すケースが増加している理由と対策

近年、インターネットの急速な普及により、私たちの生活のあらゆる側面が大きく変わり、特に人との出会いやコミュニケーションの機会が大幅に広がっています。SNSやマッチングアプリ、オンラインフォーラムなどを通じて、地理的な制約を超え、共通の趣味や興味を持つ人々と簡単に繋がることができるようになり、オンラインでの交友関係の形成は、多くの人々にとって日常的で当たり前のものとなっています。これにより、出会いやコミュニケーションの利便性は格段に向上し、従来のリアルな出会いでは得られないような多様な人間関係が築けるようになりました。

しかし、こうした便利さの裏にはリスクも存在しています。インターネットを介した出会いが増える一方で、「ネットで知り合った人を騙す」「ネット上のみのやり取りを利用して詐欺を行う」といった悪質な行為が社会問題化しています。特に、相手の顔や本当の身元が分からないオンラインのやり取りでは、詐欺師が感情や信頼を利用して人々を欺くケースが後を絶ちません。詐欺の手口も巧妙化しており、被害者が気づかないうちに金銭や個人情報を奪われることが増加しています。インターネット上での出会いが当たり前となった現代において、これらのリスクに対する警戒心や適切な対策がますます重要となっています。

増加するネット詐欺の背景

匿名性の高さ

インターネット上では、ユーザーが匿名で活動できるため、自分の正体や背景を隠すことが比較的容易です。この匿名性の高さは、詐欺師が巧妙な手口で偽のプロフィールを作成し、信頼を築く手助けとなります。例えば、詐欺師は偽の名前やプロフィール写真を用い、魅力的なプロフィールを作り上げることで、他人からの信頼を勝ち取ることができます。この信頼を築いた後に、詐欺行為に及ぶことが可能になるのです。例えば、見知らぬ相手に対して信頼感を持たせ、金銭的な要求をするための偽の投資案件や、偽のビジネスチャンスを持ちかけるといった手法が取られます。匿名性があることで、詐欺師は自分の正体が明かされるリスクを最小限に抑えつつ、ターゲットに対して巧妙な詐欺を仕掛けることができるのです。また、インターネット上では、ユーザーの実際の行動履歴や個人情報が一切公開されないため、詐欺師が過去の詐欺歴や悪行を隠すことも容易です。これにより、ネット上での詐欺行為は、実際の対面での詐欺行為よりも発覚しにくく、被害者が詐欺に気づくのが遅れることが多くなります。さらに、匿名性は詐欺行為に限らず、個人の安全にも影響を及ぼします。詐欺師が他人の個人情報を悪用する場合、その匿名性が逆に防犯対策を困難にし、被害者が適切な対策を講じる前に、被害が拡大してしまう可能性があります。このため、インターネット上での活動においては、慎重な行動と信頼性の確認が重要であり、匿名性の高さがもたらすリスクを十分に理解する必要があります。

情報の信憑性の欠如

オンラインでのやり取りは、物理的な面接や実際の対面がないため、情報の信憑性を確認するのが非常に難しいという特徴があります。このため、相手の言葉や提供される情報の真偽を確かめる手段が限られており、詐欺に引っかかるリスクが高まります。特に、インターネット上では相手の身元や背景に関する確固たる証拠を確認することが困難です。たとえば、メールやチャット、SNSなどで交わされる情報は、発信者の意図や背景に関する具体的な確認ができないため、虚偽の情報を信じてしまう可能性があります。この状況では、詐欺師が意図的に虚偽の情報を流し、信頼を築くことでターゲットから金銭や個人情報を不正に引き出す手法が利用されます。また、オンラインでのやり取りでは、言葉だけで相手の信頼性を判断しなければならないため、相手の言動や書き込みが実際の人物像と一致しているかどうかを確認するのは難しいです。詐欺師は、巧妙に言葉を選んで信頼感を与えることで、ターゲットの警戒心を解き、信じ込ませることができます。加えて、オンラインでのやり取りは、物理的な証拠や直接の対話を通じた確認ができないため、提供された情報の裏付けが取れず、その結果として詐欺被害に遭うことが増えます。例えば、詐欺師が架空の企業やプロジェクトを語り、正当性を主張する場合、実際のビジネスの存在や信頼性を確認する手段が乏しく、詐欺のリスクを見逃してしまう可能性があります。このため、オンラインでの取引や交渉においては、相手の信頼性を確認するための追加の調査や、情報の信憑性を検証する方法を講じることが重要です。虚偽の情報に基づいて判断を下すことなく、慎重な対応を心がけることで、詐欺被害のリスクを低減することができます。

迅速なコミュニケーション

メールやチャット、SNSなどのコミュニケーション手段が発達し、リアルタイムでやり取りが可能になった現代では、相手との距離感が縮まり、短期間で信頼関係を築くことが容易になりました。この利便性は私たちの日常生活を大いに効率化してくれますが、その一方で、詐欺師にとっても悪用の余地を広げる要因となっています。特に、詐欺師はオンラインでの即時性を利用して、短期間で被害者との間に信頼を築いたり、感情に訴えることで警戒心を和らげ、詐欺行為に誘導することが容易になっています。

例えば、チャットやメールでの迅速なやり取りを通じて、相手が抱える「緊急の問題」や「急な支援」を訴えるケースが多く報告されています。詐欺師は巧みにシナリオを組み、被害者に時間の余裕を与えずに、すぐに対応する必要があると感じさせることで、冷静な判断を妨げます。緊急性を煽ることで、被害者は十分な情報収集や確認をする間もなく、金銭や個人情報を渡してしまうことが少なくありません。また、長期間にわたって感情的な関係を築くことで、信頼感を強固にし、その上で詐欺行為に及ぶ「ロマンス詐欺」などのケースも増加しています。

このように、オンライン上でのコミュニケーション手段の進化は、便利さと同時に新たな詐欺の手口を生む一因となっており、私たち一人ひとりがそのリスクに対して十分に警戒する必要があります。

広範なネットワーク

ソーシャルメディアや出会い系サイトなどの広範なネットワークを利用することで、詐欺師は短期間で多くの人々に接触することができます。これにより、詐欺のターゲットが広がり、より多くの人々を狙うことが可能になります。これらのプラットフォームでは、詐欺師が多様な手法を用いて信頼を築き、ターゲットに対して巧妙にアプローチすることができます。特に、ソーシャルメディアや出会い系サイトには、ユーザーが多くの個人情報や興味関心を公開するため、詐欺師はこれらの情報を悪用しやすくなります。例えば、プロフィールに記載された趣味や関心事、生活の詳細などを元に、ターゲットの心理に訴えかけるメッセージを送ることができます。また、これらのネットワークは非常に広範で、地域を問わずグローバルにアクセスできるため、詐欺師はターゲットを選ぶ際の地理的な制約が少なく、より多くの潜在的な被害者に対して詐欺行為を働くことが可能です。また、広範なネットワークを持つことで、詐欺師は複数のアカウントを使い分けたり、偽のプロフィールを多数作成することで、より広範囲にわたってアプローチを行います。これにより、ターゲットに対する接触機会が増え、詐欺の成功率が高まるのです。さらに、ソーシャルメディアや出会い系サイトの多くは、ユーザー同士のつながりを重視しているため、詐欺師は他のユーザーを介して信頼を築くことができます。このようなネットワークの広がりが、詐欺師にとって有利に働き、多くの人々を狙うための効果的な手段となります。そのため、広範なネットワークを利用する詐欺のリスクに対処するためには、オンライン上での情報の取り扱いや、相手の信頼性を確認するための対策を講じることが重要です。特に、知らない人とのやり取りや取引には慎重になり、疑わしい点があれば、追加の確認を行うことが詐欺被害を防ぐために有効です。

詐欺から自分を守るための対策

  1. 個人情報の取り扱いに注意
    自分の個人情報(住所、電話番号、金融情報など)を安易に共有しないことは、特にインターネットを利用する上で非常に重要です。オンライン上では、相手の正体がわからない場合が多く、信頼できる相手であると感じても、情報提供には慎重さが求められます。たとえ親しい友人や知人であっても、個人情報を伝える際には、その必要性やリスクをしっかりと考慮することが重要です。情報が一度流出してしまうと、取り返しがつかない事態を招く可能性があります。特に、金融情報やパスワード、クレジットカード番号などは、不正利用の対象になりやすいため、常に警戒が必要です。また、SNSなどでは、無意識のうちに個人情報を漏らしてしまうこともあるため、投稿内容には十分に注意を払いましょう。知らない人からのメッセージやリクエストには慎重に対応し、相手の要求が正当なものであるかどうかを確認することが重要です。情報管理の意識を高め、自分自身を守るための対策を講じることが大切です。
  2. 相手の確認を怠らない
    オンラインで知り合った相手が本当に信頼できる人物であるかどうかを判断するためには、まずそのプロフィールの内容や行動履歴を慎重に確認することが非常に重要です。相手がどのような情報を公開しているのか、自己紹介や写真、友人関係の内容などをしっかりと吟味しましょう。また、相手のプロフィールがあまりにも完璧すぎる場合や、情報が不自然に感じられる場合には、警戒が必要です。さらに、他のソーシャルメディアやネット上での情報と一致するかどうかもチェックすることが推奨されます。例えば、相手の名前や写真、友人のリストを他のプラットフォームで確認することで、その人物の信頼性を判断する手助けになります。もし、複数の場所で異なる情報が見つかる場合、それは警告信号かもしれません。また、相手の投稿内容や反応の仕方からも、その人の性格や信頼性を探る手がかりが得られることがあります。このように、総合的に情報を収集し、冷静に判断することが、自分を守るための第一歩となります。
  3. 金銭の要求に注意
    出会い系サイトやSNSで知り合った相手から金銭を要求された場合には、まずすぐに警戒することが重要です。オンラインの世界では、相手が本当に信頼できる人物であるかどうかを見極めることが難しく、特に金銭に関する要求がある場合は、冷静に対処する必要があります。相手が「急いでいる」「困っている」といった緊急性を強調してくる場合、詐欺の可能性が高くなります。このようなメッセージを受け取った場合、まずは感情的な反応を避け、要求を断る勇気を持つことが大切です。どんなに親しい関係に感じていても、相手の要求に従ってしまうと、自分自身が大きな被害を受ける危険性があります。また、相手のプロフィールや行動を再度確認し、その人の信頼性を見極める努力も必要です。さらに、友人や家族に相談することで、冷静な意見を得ることができ、判断を助けることにもつながります。金銭の要求は決して軽視すべきものではなく、自分を守るために、注意深く行動することが不可欠です。
  4. 公式な手段で確認する
    重要な取引や情報交換を行う際には、公式な手段を用いることが強く推奨されます。信頼できるプラットフォームやサービスを選ぶことで、自分の個人情報や金銭を守る確率が大きく向上します。特に、金融取引や重要な個人情報のやり取りが関わる場合、常にセキュリティ対策が施された公式サイトやアプリを利用することが必要です。また、取引に関しては必ず取引先の評価や過去の実績を確認し、信頼性を判断することが重要です。もし相手が疑わしい行為をしていると感じた場合、即座にそのプラットフォームに報告することが非常に有効です。これにより、他の利用者を守ることにもつながりますし、自分自身のリスクを軽減する手段ともなります。公式な手段を用いることで、不正行為や詐欺に巻き込まれる可能性を減らすことができますし、万が一問題が発生した際にも、適切なサポートを受けやすくなります。自分自身を守るために、常に慎重な行動を心がけましょう。
  5. 警戒心を持つ
    常に警戒心を持つことは、特にオンラインでのコミュニケーションや取引を行う際に非常に重要です。相手の言動や要求に対して直感的に不安を感じた場合は、まずは冷静に状況を見直すことが大切です。感情的な反応を避け、何が問題なのかを具体的に考えることで、より良い判断ができるようになります。不安を感じた理由を明確にし、相手の言動や要求が適切かどうかを再評価しましょう。この際、友人や家族に相談して、第三者の視点から意見を聞くことも効果的です。さらに、必要に応じて専門機関や警察に相談することも重要です。特に詐欺や脅迫の可能性がある場合は、専門家に助けを求めることで、自分を守るための適切な対応が取れるでしょう。自分の直感を大切にしつつ、情報を整理して冷静に行動することが、オンラインの危険から身を守るためには欠かせません。周囲のサポートや専門機関の助けを得ることで、より安心してネットを利用できるようになります。安全を第一に考え、自分の判断力を信じて行動しましょう。

誰でも簡単に「詐欺師」になれる時代とその手口

誰でも詐欺師になれる時代背景

インターネットとスマートフォンの普及により、詐欺を行うための敷居が低くなっています。詐欺師になるための技術的なハードルが下がり、詐欺行為が行いやすくなっているのが現状です。特に、ネット上では偽のプロフィールや情報を簡単に作成できるため、誰でも詐欺師になれる環境が整っています。これにより、年齢や経験に関係なく、多くの人が詐欺行為に関与するケースが増えています。

若い世代による詐欺行為

特に最近では、若い世代による詐欺行為が目立つようになっています。インターネットやSNSを駆使する能力が高い若者が、その技術を悪用して詐欺を働くケースが増加しています。彼らはデジタルネイティブとしての特性を持ち、オンライン環境での操作に非常に長けています。このため、詐欺行為を比較的簡単に行える状況が整っていると言えるでしょう。

若者たちは、巧妙な手口やテクニックを駆使し、短期間で多くの人々を騙すことができる場合があります。しかし、こうした行為に対する倫理的な意識が薄れていることも懸念されます。詐欺を働くことで得られる短期的な利益に目を奪われ、被害者に与える心理的な影響や経済的なダメージの深刻さについて、十分に考慮しないことが多いのです。

被害者は、金銭的な損失だけでなく、精神的な苦痛や社会的な信用の失墜など、さまざまな形で影響を受ける可能性があります。詐欺の被害に遭った人々は、トラウマを抱えることもあり、再び人を信じることが難しくなることもあります。したがって、詐欺行為が社会全体に与える影響について、若者たちがより深く理解し、自身の行動が他者にどのような影響を与えるかを考えることが求められています。

ネットでの交際を利用した詐欺手口

最近多く報告されている詐欺の手口の一つは、ネットで知り合った相手との交際関係を利用したものです。以下のようなステップで詐欺が行われることがあります。

  1. ネットでの関係構築
    詐欺師は、出会い系サイトやSNSを利用して、信頼できる人物を装ったプロフィールを作成します。まずは友人関係を築き、相手に安心感を与えるために時間をかけて信頼を得ます。
  2. 交際関係の構築
    徐々に親密な関係を築き、相手に対して感情的な依存を促します。これにより、相手が詐欺師に対して信頼感や好意を抱くようになります。
  3. 金銭の要求
    交際関係が深まると、詐欺師は「急な出費」や「緊急のトラブル」を理由に金銭を要求します。相手が信頼しているため、これに応じてしまうことが多いです。
  4. 連絡の断絶
    お金を受け取った後、詐欺師は突然連絡を断ちます。これにより、被害者は詐欺にあったことに気づくのが遅れ、多くの場合、金銭の回収が困難になります。

被害を未然に防ぐための対策

  1. ネットでの交友関係の慎重さ
    インターネットで知り合った相手に対しては、慎重に対応し、個人情報や金銭のやり取りについては特に注意が必要です。信頼できる相手かどうか、十分に時間をかけて確認しましょう。
  2. 金銭の要求には警戒する
    ネットでの交際中に金銭を要求された場合は、まずはその要求の正当性を疑い、冷静に対応することが重要です。すぐにお金を渡すのではなく、相手の言動や状況を確認することが必要です。
  3. 信頼できるプラットフォームを利用する
    出会い系サイトやSNSを利用する際には、信頼性の高いプラットフォームを選ぶことが重要です。公式なサービスを利用することで、一定のセキュリティを確保することができます。
  4. 相手の背景を調査する
    相手の背景や交友関係を調査することも有効です。特に金銭の要求があった場合、その背景に関する情報を集め、詐欺の可能性がないか確認することが重要です。

投資詐欺について

詐欺師の身元住所調査

ひと昔前ではオレオレ詐欺や振り込め詐欺などが連日連夜のように報道され、世間的に有名となっていました。詐欺のターゲットとなるのは高齢者の方が多く、インターネットの情報などに疎いことを逆手に取り、全国各地で特殊詐欺の被害が拡大していました。しかし最近では、詐欺の種類が多様化していて、詐欺のターゲットとなる人々の世代も幅広くなっています。

フィッシング詐欺やギフト券詐欺、架空料金請求詐欺、最近ではマイナンバーカードを悪用した詐欺なども起こっているといいます。

詐欺師はあの手この手でお金を盗み奪おうとしてくるものですが、近年の中でもっとも猛威をふるっているのが投資詐欺です。

投資詐欺とは?

投資詐欺とは、とても魅力的で本当のことのように思える投資機会を持ち掛けてくるという詐欺です。近年はインターネットを通じて誰もが気軽に投資をできるようになりました。現金だけでなく、各企業が発行しているポイントを使って投資をするというものも人気となっています。投資対象はさまざまで、未公開株や社債、仮想通貨、外貨、事業への投資話など、たくさんの商品があります。

「収入を増やしたい」「貯蓄額を増やしたい」「副業感覚で投資をしてみたい」という人にとって投資はとても魅力的な話であり、本当に有益な投資話もたくさんあるでしょう。

しかし、誰もが気軽に投資ができる時代だからこそ慎重になる必要があります。投資へのハードルが低くなっていることを逆手に取り、詐欺をはたらく人が増えているのです。

<投資詐欺の事例>

  • 海外に本拠地があるとしている金融商品取引法に基づく登録を受けていない無登録の業者が、日本国内の消費者に対して詐欺勧誘をおこなう
  • 金融商品取引法に基づく登録を受けていない無登録の業者が人伝いやセミナー、SNS、電話などで勧誘をおこない投資詐欺の勧誘をおこなう
  • 金融商品取引法に基づく登録を受けていない無登録の業者が偽の投資話を作り出し、消費者金融などから借り入れをさせて投資をおこなわせる
  • 絶対に損はしないという仮想通貨に投資をさせ、配当金を払わないというトラブル。または預り金をそのまま持ち逃げする

先述している通り、詐欺のターゲットとなるのは依然高齢者が多いものの、最近では幅広い世代が詐欺の対象として狙われています。とくに詐欺的な投資勧誘や仮想通貨に関する詐欺的な勧誘は若年層が多く狙われているのです。

「自分は絶対に騙されるはずがない」と強く思っている人こそ、実は騙されやすいという話もあります。おいしいだけの話には必ず裏があると頭に入れ、投資話には慎重になることが大切です。

投資詐欺師の手口

投資詐欺の対象となる商品はさまざまですが、手口にいたっては数が多いわけではありません。近年広まっている投資詐欺の手口は主に3つです。

  • 劇場型
  • 名義貸し型
  • 被害回復型
  • 投資詐欺の被害に遭わないようにするためにも、各手口について知っておきましょう。あらかじめ詐欺師の手口を理解しておくことで、実際に詐欺師に遭遇したときに嘘か本当かを見抜く判断材料になります。

劇場型

“業者を演じる詐欺師が複数人登場する”のが劇場型詐欺です。A社やB社、C社など、それぞれ異なる業者を複数人が演じ、それぞれ儲け話を持ち込んで消費者を騙すという手口です。それぞれの人物は他人ということになっていますが、実は1つの詐欺師のグループのメンバーであることが多いです。

<事例>

ある日、A社から「未公開の株を買いませんか」と持ち掛けられた。するとその数日後に、B社から「未公開株の買い取りをおこないます。高額で買い取りますのでぜひ売っていただけませんか」と連絡があった。つまり、A社から購入した未公開株をB社に転売すれば儲けが出ることになる。この話を信じてA社から株を購入。そしてB社に転売のための連絡をするも、なかなか繋がらない。ここで何か怪しいと思い、A社に連絡をしてみるもまたもや電話が繋がらない。結果として、A社とB社は詐欺のためのグループであり、投資詐欺に引っかかってしまった。

名義貸し型

“株式や社債を購入するために名義を貸してもらう”というのが名義貸し型詐欺です。名前を貸してもらう代わりに謝礼を払う、毎月の配当金を払うというおいしいような話を持ち掛け、名義を借りようとしてきます。

<事例>

ある日、「株式を購入したいものの私の名前だと買うことができない。だから名義を貸して欲しい。もちろんあなたがお金を払う必要はないし、なんの心配もない。名義を貸してもらう代わりに謝礼もしっかりと用意する」という話を持ち掛けられた。相手を信用して名前を貸したところ、後日弁護士と名乗る人物から連絡があった。「名義貸しは犯罪行為となります。逮捕や訴訟をされたくなければ〇〇万円を振り込みなさい」と言っている。警察沙汰や面倒なことに巻き込まれたくないという思いから、素直に請求額を支払ってしまった。

被害回復型

“過去に一度詐欺被害に遭ってしまった人に対して、被害額を取り戻せますなどと持ち掛け詐欺をはたらく”ことを被害回復型詐欺といいます。過去と同じ詐欺師グループが再度同じ人をターゲットとすることが多いです。

<事例>

「以前の詐欺トラブルであなたを騙した詐欺師が見つかりました。被害額を取り戻すことができます。手続きに必要となる手数料〇〇万円をお支払いください」と弁護士を名乗る人物から連絡があった。過去に失ったお金を取り戻すため、弁護士に手数料を支払う。しかしいつになっても被害額が戻ってこない。怪しいと思い弁護士に連絡を取ろうとするも、すでに電話番号は使われていないものとなっている。再度詐欺に遭ってしまったことに気づく。

詐欺被害に遭った場合どうするか

但し、相手を騙すにしても、素人詐欺師が「全て嘘の情報」で相手を騙すことは容易ではないため、通常は何らかの確実な情報を教えていたり残していることが多いです。

  • 携帯電話番号(解約携帯番号)
  • 銀行口座
  • 車両ナンバー
  • 氏名(苗字のみ・名前のみ)
  • 前住所(既に住んでいない住所)
  • だいたいの居住地域 など

上記項目の中のいずれか、もしくは複数の正しい情報があれば、詐欺師の身元や住所を特定する材料となります。

債権回収・返金交渉については当社顧問弁護士をご紹介致します返金交渉や債権回収については当社の顧問弁護士が責任を持って最後まで対応いたします。債権総額140万円以下の債権回収については認定司法書士の資格をお持ちの方でも可能です。もし債権回収や詐欺被害金の返金交渉のご依頼を望まれても、当社ではお引き受けすることはできません。これらは「非弁行為」もしくは「非弁活動」と言うものに該当し、報酬をもらう仕事としては原則として弁護士しかできないと弁護士法で定められています。

(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)

第72条

弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。ですので返金交渉・裁判等についてはご自身で行っていただくか、弁護士に依頼していただく必要があります。一方、詐欺師の身元や居所を調べる調査は返金交渉ではありませんので、ご依頼をお受けすることができます。

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