採用される
興信所に採用されるには?探偵に向いている人とは?
探偵として採用され興信所に就職
探偵事務所への就職: 興信所や探偵事務所に採用され、そこで経験を積みながら探偵の業務を学ぶ方法が一般的です。実務を通じて調査技術や法的知識を磨くことが期待されます。
助手やアシスタントとしての経験: 探偵事務所での最初の仕事として、助手やアシスタントとして雇われ、ベテランの探偵に師事しながら実務経験を積む方法もあります。
専門学校やトレーニングプログラムの利用: 探偵学校やトレーニングプログラムを利用し、基本的な知識やスキルを身につけることで、探偵としての資格を得てから独立する方法も考えられます。
警察や法執行機関からの転身: 警察官や法執行機関での経験を積んだ後、その専門知識を生かして探偵業に転身するケースもあります。
これらの方法を通じて、探偵としてのスキルや経験を習得し、プロの探偵としてのキャリアを築くことが可能です。
しかし、この方法で探偵になろうとしても「実際に興信所や探偵事務所に採用されるかどうか?」という問題はあります。
ですので「コミュニケーション能力が高い」「身体能力が高い」「ルックスが良い」など一般的にも好まれる基準はおいといて、探偵ならではの視点から興信所に採用されやすい人、探偵に向いている人とはどんな人なのか?について書いてみたいと思います。
※ここでは「従業員」として就職するケースについて記載しておりますので、従業員ではなく「バイト」に興味があるという方はこちらのページをご参考下さい。
また、就職して採用されるのが「調査員」なのか「相談員」なのかで若干異なる点がありますが、探偵としてはどちらの仕事もこなせた方が良いという前提で記載しています。
外見が地味めで印象に残りにくい
仕事に外見は大事ですが、尾行をする上でも非常に大事です。
尾行のキモは「目立たないこと」「印象に残らないこと」なので、派手な服装や個性的なファッションをしたい人、目立ちたがり屋の人などは向いていないです。
また、コワモテにしたり、見た目が地味でも怪しげな雰囲気を出してしまう人などもいけません。
体型は「中肉中背」がベストだと思います。
背が高いと遠くまで見える、逆に背が低いと身を隠しやすいという長所がありますが、同時にやや特徴的という短所があります。
尾行では何でも印象に残りにくい方が良いため特徴的な外見は不利になり、中肉中背でルックスも普通という人がおそらく最も向いています。
カメラに詳しく撮影が好き
探偵は調査で撮影を行うのでカメラや撮影の知識は役に立ちます。
但し、一般的な撮影方法はほとんど使用できません。探偵の撮影は対象者や周囲にバレないように行わなければならないからです。
車やバイクの運転が得意
調査で車やバイクを使う機会は多いです。
尾行も行いますが、車やバイクでの尾行を行うにはまず運転技術がしっかりしていなければなりません。
尾行の運転は普通の運転とは異なるので、通常の運転技術自体が危ういと大事故を起こしてしまいます。
法律や訴訟に関する知識がある
探偵への相談にはいわゆる民事トラブルが多いため、民法や刑法の知識をある程度身に着けていたほうが相談者に的確な回答や提案をすることができます。
代表的な浮気調査の仕事にしても、証拠を撮るのは訴訟を想定に入れているためであり、法律を無視して考えることはできません。
「どのような仕事をすれば良いか」ということを法的な面から考えられることが望ましいです。
人の顔や容姿を記憶する能力がある
少々専門的な話になりますが、探偵の仕事における尾行は張り込みにて尾行対象者本人を確認することから始まります。
特に初回の尾行・張り込みの場合、依頼者から提供された写真や画像をもとに確認を行うのですが、これは「面取り」と呼ばれ、意外と難しいのです。
つまり「写真と実物を一致させる能力が高い人」が求められますが、「街でよく芸能人を見つける」「一度会った人の顔はどんな人でも忘れない」という人などは尾行で才能を発揮するかもしれません。
そこまでではなくとも、尾行対象者を一度でも見たなら次見た時にすぐに確認できるなど、視覚的な記憶力や観察力はある程度あった方が良いです。
交通機関や地理に詳しい
尾行・張り込みをする時、交通機関や地理を切り離して考えることはできません。
一般道路や高速道路、駅や乗り換えに詳しく、対象者が何処に向かおうとしているのかすぐに想定できたりすると役に立ちます。
人間観察が好き
探偵は人を調査する仕事であり、調査対象者の行動を観察する機会も多いです。
イケメンや美女などの異性を見るのは誰でも好きかと思いますが、探偵の仕事では毎回そういうわけには行きませんので、どんな対象者であっても興味を持てる人のほうが仕事として長続きすると思います。
逆に「どんな他人にも興味はない、持てない」という人は正直向いていないでしょう。
忍耐力のある人
長時間の立ち続け: 尾行や張り込みでは、数時間から数日にわたり長時間立ち続けることが必要となります。体力や忍耐力が要求されます。
悪天候への対応: 悪天候下での調査もあるため、雨や雪、強風などの自然の要素に耐える必要があります。
緊迫した状況での冷静な対応: 探偵の仕事は状況が急変することがあり、その際に冷静な判断が求められます。ストレス耐性や冷静な対応が必要です。
倫理的観点の重要性: 探偵はプライバシーに関わる仕事を行うため、倫理的な観点での判断が不可欠です。患者であり続けることが求められます。
顧客とのコミュニケーション能力: クライアントの要望や情報を正確に把握し、効果的なコミュニケーションが必要です。クライアントの信頼を得るためにもスキルが求められます。
法的な知識の必要性: 調査活動が法的な枠組みを尊重することが不可欠であり、法的な知識や規制に精通していることが求められます。
興信所に就職できない?探偵には向いていない人
上述した内容と重複するものもあるのであまり詳しくは説明しませんが、興信所に採用されにくい人、探偵には向いていない人には以下のようなものがあります。
- 派手好き
- 目立ちたがり
- 身体が大きすぎる
- 視力が低すぎる
- 極度の方向音痴
- 怪しい雰囲気がある
- 他人に全く興味がない 等
興信所・探偵事務所に採用され就職するには
上述した項目を最初から全て備えていなければならない、というわけではもちろんありません。
何も知らないまま探偵業界に飛び込み、そこから成長して実力を上げた方もたくさんいるでしょうから、探偵に就職してから能力を上げていけば良いと思います。