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探偵・興信所と守秘義務

探偵や興信所の業務において、守秘義務は絶対的かつ不可侵の原則となっています。これは、依頼者のプライバシーを厳重に保護し、機密情報を漏洩させないことを徹底的に守るための倫理的な要請であり、探偵業界において非常に重要な基盤となっています。

探偵や興信所が守秘義務を負う背景には、調査対象となる個人や団体の機密情報が絡んでいることが多く、それらを漏洩することは重大な法的・道徳的問題となり得ます。依頼者は探偵に対して信頼を置き、自身のプライバシーに関わる情報を委ねています。そのため、探偵や興信所は依頼者から受けた情報を漏らすことなく、確実に秘密を守ることが求められます。

この守秘義務の重要性は、業界全体に徹底されており、従事するプロフェッショナル全てに浸透しています。探偵や興信所のスタッフは、入社時から守秘義務についての厳格な教育を受け、機密情報を取り扱う際の注意義務について深く理解しています。これにより、業務遂行中においても社内での情報管理が確実に行われ、守秘義務の遵守が徹底されています。

実際の業務においても、有名人や著名人の調査など、高プロファイルな案件であっても、探偵や興信所は依頼者の信頼を裏切らず、守秘義務を厳守しています。これによって、探偵業界はその信頼性と専門性を維持し、顧客からの信頼を積み重ねています。守秘義務を全うすることで築かれる信頼関係は、探偵や興信所が社会的な期待に応える上での重要な要素となっており、これが彼らのプロフェッショナリズムを一層際立たせています。

興信所は口が堅い

興信所の一大原則として、口が堅いことが常に強調されています。口堅さは興信所が遵守すべき守秘義務の中心的な要素であり、信頼を築く上での不可欠な品質です。

興信所が守秘義務を厳守することにより、依頼者から提供された機密情報は確実に守られ、第三者に漏洩する心配が最小限に抑えられます。依頼者は興信所に自身のプライバシーに関わる重要な情報を委ねていますが、口が堅いことが確約されることで、依頼者は安心感を得ることができます。

興信所が口が堅いという信頼性は、業界内での競争においても大きな差別化要因となっています。口外しないことは、興信所が長期にわたり安定した信頼を築く上での基本中の基本です。この口堅さがあるからこそ、依頼者は自身の問題を興信所に預けることに躊躇なく、信頼関係が深まります。

口が堅いことは興信所が顧客満足度を維持し、新たなクライアントを引き寄せる上でも重要です。依頼者が探偵や興信所に期待するのは、情報の正確性や迅速な調査だけでなく、それを支える信頼性の高い守秘義務の履行です。興信所がこれに応えることで、業界内での評判向上や持続的な成功が見込まれます。

「相談や依頼した内容が外部に漏れたりしないだろうか?」

「依頼した秘密をネタに脅されたりしたら・・・」

探偵や興信所へのご相談をお考えの方の中には、このような不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ご安心ください。探偵事務所や興信所は依頼内容や調査で得た情報に関して「守秘義務」があります。

これは「探偵業法」という法律の条文にも記載のある義務です。

(秘密の保持等)
第十条 探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする。


2 探偵業者は、探偵業務に関して作成し、又は取得した文書、写真その他の資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。)について、その不正又は不当な利用を防止するため必要な措置をとらなければならない。

もちろん、ご相談だけの内容についても同様に守秘義務があります。

これらは全て、探偵を辞めて探偵ではなくなった者に対しても適用されます。

秘密

探偵と守秘義務に関するエピソード

ここで一つ、探偵・興信所の守秘義務に関するエピソードについてお話ししてみたいと思います。

以前、有名人同士の不倫スキャンダルが世間を騒がせ、その舞台裏には探偵が浮気調査に従事していたことが判明し、一大話題となったケースがございました。

この事件において、探偵が浮気調査を行っていたという事実が明るみに出た背後には、守秘義務を負う探偵がその情報を明示的に流すことは極めて考えにくいため、おそらく浮気調査の依頼者サイドの誰かがマスメディアに情報を漏らしたと推測されます。

探偵業務においては、守秘義務が絶対的なものとなっており、依頼者のプライバシーを守ることが最優先されます。そのため、探偵が直接情報を流すことは信頼性を損なうものであり、通常では考えにくい行為です。従って、浮気調査に関連する情報が公になった場合、それは依頼者サイドが何らかの理由で情報を流した結果である可能性が高いです。

このような事態は、プライバシーに関する業務に従事する探偵業界において、依頼者との信頼関係を損なうものとして注目を浴びました。守秘義務を全うする探偵としての信頼性を損ねずに、依頼者のプライバシーを確実に保つことが求められる重要な課題と言えるでしょう。

有名人や著名人の不倫に関する調査は、一般には表面化しないよう慎重かつ機密に進められることが一般的でありながら、実際には探偵や興信所が関与するケースは少なくありません。

一方で、これらの調査がマスメディアで報道されることは稀であり、その現象についてあるベテラン探偵が触れたことがあります。有名人や著名人の不倫スキャンダルに探偵が携わる場合、通常は厳格な守秘義務のもとで進行され、依頼者のプライバシーを徹底的に守ることが求められます。

報道されないことが通例である中で、マスメディアに探偵が関与した事案が報じられるケースは確かに珍しいものと言えます。これは、探偵が守秘義務を守りながらも調査を成功させ、かつその情報が漏れずに保たれることが期待されるなかでの異例の事象と言えるでしょう。

このようなケースが注目されることで、探偵業界がどれほど厳格なプライバシー保護に努めているか、そして守秘義務を果たす中での専門性が一段と浮き彫りにされることとなります。探偵が持つ信頼性と実績が、そのような業界の特異性を反映していることが強調される瞬間でもあります。

40年以上の守秘義務の徹底

当興信所は誇り高い40年以上の歴史の中で、一度たりとも守秘義務の違反を犯したことがない、という驚異的な実績を持っています。

業務においては、調査案件に関する情報を口外することは絶対に許されず、これはまさに探偵としての信頼を損なう行為であると言えます。当興信所はその点において厳格な姿勢を貫き、守秘義務を厳守することを最優先としています。依頼人にとって、当興信所が秘密を確実に守ることは信頼の証そのものです。

興信所のスタッフは守秘義務の重要性を理解し、全員がそれに従うことを誓っています。社内では情報管理や取り扱いに関する教育が徹底され、その結果として驚くべきことに「40年間、守秘義務違反ゼロ」という信頼と実績が築かれています。これはまさに当興信所がプロフェッショナルとしての信頼性を積み重ねてきた結果であり、今なおその伝統と信頼が堅実に継続されています。

プライバシー