可能なのか?
ご自身の配偶者や恋人を浮気調査することはできるのでしょうか。
結論から言わせていただくと、尾行・張り込みを用いた興信所の浮気調査のようなことはご自身ではほぼ不可能と言って差し支えないと思います。
もちろん、探偵が尾行・張り込みを仕事とし、その技術や経験を習得しているという違いもあります。
しかし、それ以前の決定的な違いがあります。
それは、配偶者などご自身をよく知っている人物にはご自身の顔や特徴・雰囲気などを知られているため、探偵と同じように無関係の他者を装って浮気調査することができないということです。
目次
尾行・張り込みはどんな風に行われる?
素人の方がイメージする尾行は、おそらくドラマなどで夜道で電柱などに隠れながら後ろをついていくような尾行ではないでしょうか。
しかし、実際の尾行では様々なシチュエーションがあります。
例えば、駅やデパートなどのエレベーターに一緒に乗らなければならない場合がありますし、電車に駆け込み乗車された時は同じところから電車に乗り込む可能性が高いわけです。
つまり、尾行では対象者に接近しなければならない時があり、そのような機会は「決して少ないとは言えない」のです。
接近した時に本人に気づかれてしまえばそこで尾行は終了、「尾行されていたのではないか?」と疑われてしまうことになるでしょう。
また、浮気相手に会う時に周囲に知っている人がいないかどうかをかなり気にする人もいます。
浮気をする人は配偶者に見られないような場所を選ぶのが通常なので、その時に偶然を装える可能性は基本的にほぼゼロです。
その後にご自身で尾行しようが探偵が尾行しようが背後や周りを警戒されてしまい、証拠の収集は極めて困難となってしまいます。
なぜ自分で浮気調査をしたいのか?

上記のことから、ご自身で尾行や張り込みを行うのは避けていただきたいわけですが、配偶者に浮気されている方がなぜ自分で浮気調査をしたくなるのかという理由は、いくつかのケースがあるかと思います。
1.浮気調査を自分の手で証拠を掴みたい
配偶者に浮気されて辛い思いや悔しい思いをされている方が多いでしょう。
なので自分の手で浮気相手が誰か突き止めてやりたい、証拠を掴んでやりたいと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、このようにお考え下さい。
探偵に頼むことは「現場では代わりに動いてもらっても、証拠を掴もうとしているのは自分」ということなのだと。
2.探偵が信用できない
依頼者トラブルが少ないとは言えない業界なので、そもそも探偵のことが信用できないというのも仕方ないことかもしれません。
直接探偵事務所の人間と話して疑問をぶつけてみて、信用できるかどうかをご自身で判断されるしかないでしょう。
3.浮気調査に費用をかけたくない
もちろんお気持ちは理解できますが、一週間のどの曜日が怪しい、どの日が怪しいなど、事前に情報を集めておくことで日程や時間帯を絞り、浮気調査費用を節約することはできなくはありません。
どんなことならご自身でできるのか?
①浮気相手との携帯メールやSNSのメッセージのやり取りを画像などで記録しておく
②不審なレシート等が捨ててあれば取っておく
③怪しげな日の帰宅時間や行動などを記録しておく、日記をつけておく
例えば上記項目のような、行動そのものよりも「痕跡」をチェックする方法をとる方がリスクは少ないと言えます。