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車両ナンバーから車の所有者は調べられる?

車両ナンバーから車の所有者は調べられる?

このコラムをお読みになる方のなかには、車両ナンバーの情報から自動車の所有者情報をご自身で調べられるのでは? と思われている方も多いのではないでしょうか。

実際、車両ナンバーから自動車の所有者を調べることは可能です。

車の所有者情報は、運輸支局や自動車検査登録事務所に行き、「登録事項等証明書交付請求」を行うことで、どなたでも自動車の所有者情報開示請求を行うことが可能です。

しかし、ここで注意しなければならないのは、「登録事項等証明書交付請求」の際には、車のナンバーだけでなく「車台番号(車体番号)下7桁」も必要だということです。

車台番号(車体番号)は、一般的にボンネット内に保管されている番号で、車の外からは確認できない番号です。以前は、車の外から確認できる車両ナンバーだけで車両調査を行うことができましたが、現在では個人情報保護法によりできないようになっています。

「登録事項等証明書交付請求」による車両調査の方法

運輸支局や自動車検査登録事務所での「登録事項等証明書交付請求」において必要となるものは以下の通りです。

1.「請求書」(窓口やホームページからのダウンロードにて取得できます)

2.自動車の車両ナンバー(自動車登録番号)

3.車台番号(車体番号)下7桁

4.請求の事由

5.請求者の本人確認書類(運転免許証等)

6.手数料

車両ナンバーは、自動車のナンバープレートに表記された「文字」+「数字」全てが必要です。ただし、車両ナンバー情報の記載を、車台番号(車体番号)全桁の記入に代えることもできます。

また、請求する際には、窓口で請求者の氏名・住所の記載と運転免許証等での本人確認を行います。

なお、私有地における放置自転車の車両調査を目的としている場合は、別途「車両が放置されている場所」、「見取り図」、「放置期間」、「放置車両の写真」を用意することで、例外的に車台番号(車体番号)が不明な状態でも、「登録事項等証明書交付請求」を行うことができます。

車両調査に必要となる「車台番号(車体番号)」ってどんなもの?

「車台番号(車体番号)」とは、車両1台1台に割り振られている固有の識別番号で、「車検証」に記載れています。自動車のほか原動機付自転車にも車台番号(車体番号)があり、同じ番号の車両は存在しません。

車台番号(車体番号)は自動車メーカーによって製造時に設定され、車種や型式、製造場所などの情報や、車両の履歴を確認することができ、原則として廃車になるまで変更されることはありません。

通常、車台番号(車体番号)が必要となるのは、車検を受ける時や車の修理で部品の注文が必要な時、任意保険に入る時、車の売却や廃車の時などです。

また、車台番号(車体番号)は車両の管理などに使われるほか、国によっても管理されており、犯罪に関わった車にまつわる捜査にも役立てられています。

たとえば、誘拐事件や強盗事件などに使用された車両が発見された際は、その車両の車台番号(車体番号)から所有者の履歴などを確認したり、盗難車の捜査などでも車台番号(車体番号)を確認したりします。

車台番号(車体番号)の調べ方

車台番号(車体番号)は、通常は車内のダッシュボードなどに入っている車検証に記載されており、車両番号の欄を見ればわかります。

また、車検証が紛失してしまっている場合は、一般的にボンネットを開けた中のエンジンルームの奥、ダッシュパネル部分に車台番号(車体番号)が打刻されていたり、車台番号(車体番号)が記された金属プレートが取り付けられたりしています。

ダッシュパネル部分のほか、運転席のシートの下などに打刻されていることもあり、車種によって場所は異なります。

車台番号(車体番号)を許可なく移植することは禁じられていますが、外から見えにくい場所に記されているので、自分の車でなければ容易には確認することができないでしょう。

車台番号(車体番号)がわからない場合の車両の持ち主を調べる方法は?

車台番号(車体番号)は、車両ナンバーと異なり、自分の車でなければ容易には調べられないため、運輸支局や自動車検査登録事務所では、一部の例外を除いて車両の持ち主を調べることはできませんが、諦める必要はありません。

興信所の車両調査では、たとえ車台番号(車体番号)を把握していなくても、車両ナンバーなどの情報によって車両の持ち主を調べることができるからです。

興信所へ車両調査を依頼することで、車両の現在の所有者だけでなく過去の所有者、そしてそれらの所有者についての知りたい情報についても、調査を承ることができます。

また、興信所の車両調査では、所有者の住所・氏名だけでなく、その他の情報についてもご要望に応じて調査のご依頼を受けることができます。

車台番号(車体番号)もわかっていて、単に住所や氏名だけわかればいいのであれば、運輸支局や自動車検査登録事務所での「登録事項等証明書交付請求」で事足りるでしょうが、そうでない場合は、はじめから興信所へ車両調査のご相談していただくのが、効率的で安心感があるかもしれません。

興信所での車両調査でわかることは?

私有地への無断駐車や、当て逃げされたなどというケースは、警察へ相談することで対処してもらえる可能性が高いですが、「夫(妻)が見知らぬ車に乗っていた」、「最近SNSで知り合った人の身元を確認しておきたい」など、今のところ事件性はないものの防衛のためにも車の所有者を把握したいという場面は、決して少なくありません。

そしてそのようなケースは、興信所へご相談いただければ、ご相談者様の心配事、そしてご予算に応じて、車両調査項目である所有者の「氏名」や「住所」だけでなく、車両調査を超えて確認しておいた方がよいことについてもご提案をすることができます。

たとえば、車両調査の目的として最も多い「浮気調査」についての事例についてご紹介いたしましょう。

浮気を心配されて興信所へ車両調査のご依頼をされる場合

たとえば、夫(妻)をよく自宅まで迎えにくる車。夫(妻)の話しでは、会社の同僚だという説明ではあるものの、距離感や雰囲気がそれ以上の関係性ではないか、と気になっているというご相談をいただくことがあります。

そのような場合は、車両ナンバーや車種・車体の色を控えておき、興信所へ車両調査についてご相談下さい。いただいた情報をもとに、興信所での車両調査から、所有者の「氏名」「住所」のほか、「勤務先」もお調べすることができます。

そして、もし車両調査によって相手の勤務先が異なり夫(妻)の嘘が発覚した場合など、夫(妻)とその相手との関係性など、さらなる調査をご希望される場合は、必要に応じて引き続き調査項目を追加してお調べすることもできます。

最終的に、相手に慰謝料を請求したい場合に備えて、調査を行いながら浮気の証拠を取得することもできます。

このように、興信所における車両調査は、車両調査をきっかけとして必要に応じて車両調査の範囲を超え、ご相談者様のご心配事やお悩み事をしっかりと解決できるまで親身にご相談に応じ、ご希望される調査や証拠の取得に努めております。

車両調査ならアーガスリサーチへ

車両調査の方法や特徴についてご紹介しました。

車両調査には、車台番号(車体番号)を調べて自分で車両調査を行う方法と、車両ナンバープレートから興信所へ車両調査を依頼する方法とがあります。

事件性がなく警察による調査が期待できない時の車両調査をお考えなら、興信所へ車両調査についてお問合せ下さい。

興信所アーガスでは、車両調査はもちろんのこと、車両調査をきっかけとした浮気調査についても多数の実績やノウハウを持ち合わせています。

調べたい相手の情報について、車両ナンバーの情報をお持ちの場合は、車両調査についてご相談をお寄せ下さい。