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なぜ Tik Tok で
身元がバレるのか

ティックトックは身バレしやすい

「Tik Tok(ティックトック)」は中国で開発されたモバイル向けショートビデオのプラットフォームであり、10代から20代前半の若者たちに人気のアプリです。

ダンスや歌などの動画をスマホで撮影、アプリ内に実装されたエフェクトで加工したり、BGMを加えたりしてユニークな15秒間の動画が作れるのが特徴のサービスです。

SNSやブログで炎上投稿などをしてネット住民により身バレするケースが相次いでいますが、ティックトックではダンスを踊る可愛い女性がストーカー被害のターゲットになったり、性犯罪などの被害に遭うこともあるので注意が必要です。

Tik Tok

なぜティックトックで身元を特定されるのか

本名も学校名も会社名も住んでいる場所もプロフィールには書いていなかったとしても、あなたの名前や通学している学校、勤務先や住んでいる地域が特定されることも少なくありません。

Tik Tok に投稿した動画に映り込んでいたものや投稿した発言に含まれていた言葉、アプリ上で友達として登録されている人たちなどを通じて、情報がどんどんリサーチされ絞り込みがされていくのです。

動画に顔を公開してしまう

SNSは顔写真を出さない、本名を出さないなどでまだ個人情報を守れますが、Tik Tok の場合は、ほとんどの方が自分の顔を前面に押し出して動画でアピールをします。

そのため、身バレしやすいのが特徴です。

友人など仲間と一緒の動画をアップする人も多く、個人の場合より特定可能性が高まってしまいます。

動画を見た1人が、「あの子、どこかで見たことある。近所の学校に通っている子だ。」などと発見し、「Tik Tok で話題のあの子はあの学校の子だ。」などとSNSなどで発信してしまうかもしれません。

もちろん、その人が個人的にストーキングをするおそれもあります。

動画の撮影場所から特定される

また、撮影している場所にも注意が必要です。

外で撮影すれば、その風景から地域が特定され、そこに行けば、その人に会えるなどと詮索しにくる人がいるかもしれません。

最近では、動画を投稿した人の瞳に映った景色をもとに、似ている景色がないかGoogleマップのストリートビューを使って検索して、似ている風景がある場所の最寄駅で、その女性が乗り降りしていないか待ち伏せたという例もあります。

また、動画に移っていた部屋のカーテンの位置や窓の光の入り込み方などから、投稿者の部屋の位置まで特定されたケースもあるので注意しましょう。

Tik Tok の利用にはご自身を守る対策を

ティックトックでは女性が自分を可愛く見せたいとセクシーな格好で踊りながら動画を投稿するケースも少なくありません。

それだけで軽そうと思われて狙われたり、好みのタイプとストーキングされる危険さえ出てきます。

また、動画をYouTubeなど他のサービスに無断転載されて拡散されてしまうと、その情報がインターネット上に延々と残り続けるリスクもあります。

Tik Tok のように見て楽しい動画であっても、全世界に広がるネットやアプリへの投稿はよく考えて行い、可能な限りプライベートを守りましょう。