探偵業を開業するにはどうすればいいのか

日本においては、探偵になるのに特別な資格は必要ありません。

極端な話、高校生だって探偵になることができるのです。

そういったこともあり、「自称探偵」と呼ばれる人がたくさんいます。

 

現在、探偵になるためには、大まかに言うと2つのルートがあります。

自分で探偵業を開業するか、探偵業者の従業員になるかです。

このうち、自分で探偵業を開業する場合、届出をしなければなりません。

公安委員会に対して、警察署経由で届出をしなければならないのです。

これは、探偵業法第4条第1項、探偵業法施行規則第2条第3項によって定められております。

申請が面倒だという場合には、行政書士を使って手続きを代行してもらうのもいいでしょう。

 

探偵になる事は誰でもできますが、探偵業を開業するには、ある程度の制限があります。

破産をしていたり、成年後見人を利用している人は、探偵業を開業できません。

また、懲役刑や禁固刑を受けている人も、探偵業を開業することはできません。

暴力団員の方も、探偵業を開業することはできません。

これらの条件に該当する人でなければ、誰でも探偵業を開業することができます。

もちろん、手続きにはお金がかかりますので、そのお金は用意しなければなりませんが。

浮気調査から企業の信用調査まで 探偵の仕事とは

探偵というと「名探偵コナン」や「シャーロック」のように、密室殺人のような難事件ばかりを扱っているように思ってしまいますが、そんな仕事はほとんどありません。

 

探偵の仕事で最も多いのは「浮気調査」です。

依頼を受けた探偵社が、夫(妻)などを追跡調査し、実際浮気が行われていたら、その確かな証拠を集めます。

このようなネットトラブルには、ITに対する高度な知識が要求されます。

そのため、やはりIT専門家の調査が必要となります。

 

ひとくちに探偵の仕事と言っても、多岐にわたっています。

それぞれ得意とするものが違うので、調査内容によって、何を得意としているのか事前に調べ、実績のある探偵業者を選ぶことをおすすめします。

 

調査結果は調査報告書としてまとめられ提出されます。

この調査結果は写真だけではなく、浮気相手との密会時間や場所も細かく記録してあります。

曖昧な記録ではなく、詳細な記録であるところが、素人の調査とは違うところでしょう。

 

このほかに「素行調査」もよく行われます。

調査対象となるのは、夫や妻だけではなく交際相手や息子、娘、友人の場合もあります。

浮気調査と同様、追跡調査が中心となりますが、浮気調査よりも長期間にわたることが多くなります。

調査対象者がどんな所に行き、どんな行動を取るか、長い時間尾行しなければなりません。

素行調査でも、最後は調査内容が報告書としてまとめられます。

「人探し」などの依頼もあります。

家出した家族の調査や、昔の恋人の居所が知りたいといったものなどが含まれます。

手がかりとなるものが多く残っていれば良いのですが、情報が少ない場合は捜査が難航することもあります。

とくに長期間にわたり失踪している人などは、世間から隠れるように暮らしていることが多いので、難しい捜査となります。

 

個人からの依頼だけではなく法人からの依頼もあります。

企業の信用調査、採用時の調査、社内の人事調査、市場調査などとなります。

法人の場合は、個人の調査方法とはかなり違うところもあるので、法人専門に調査を行っている業者もあります。

 

このほか最近増えているのが、ネットによるトラブルの調査です。

出会い系サイトやSNSで知り合った人のストーカー行為や恐喝などを扱っています。

また、2chへの誹謗中傷の書き込みやネットオークションでの詐欺やハッキングなども多くなっています。

探偵の調査でストーカー対策を実現することができる

探偵に相談をするとストーカー対策をすることができるようになっています。

ストーカーに関する対策も探偵の重要な仕事の範囲内になっていますので、簡単に解決してくれるのです。

 

ストーカーに関する対策として最も効果的なのは、証拠をきちんと確保しておくことです。

探偵に依頼をすればストーカーの証拠を確保してくれることになりますが、相談に行くときに今まであった被害の状況を証拠と共に説明することによってよりスムーズにストーカー対策をすることができるようになります。

では、なぜここまで簡単に対策ができるようになると言えるのかと言うと、探偵にはストーカーの情報源を特定したり身元を特定したりする調査能力があるからなのです。

前者に関しては、盗聴器の発見が典型です。

探偵は盗聴器がつけられていないかを調査する権限があるので、自宅でも職場でも相手にとっての情報源になるような場所は全て調べてくれるようになっています。

また、後者に関しては戸籍の確認をすることができるようになっています。

探偵は、身元不明になった人たちの身元を確認するために戸籍を確認することができるようになっているので、悪用しない限りストーカーがどこに住んでいる誰なのかを簡単に特定できるようになっているのです。

ですので、探偵に依頼すればこの問題は簡単に解決できます。

夫の浮気調査をするなら女性探偵がお勧め

以前、主人の浮気調査のために探偵を利用したことがあります。

 

今までにも、探偵を利用してみたいと考えたことがあったのですが、探偵というと、男性のイメージが強く、利用をするのをためらっていました。

 

ですが、探偵の中にも女性だけの探偵会社があるという事を知り思いきって相談をしてみることにしました。

相談や見積もりは無料ということだったので、安心して相談する事が出来ました。

事前にどういった調査が必要なのかということ、金額はいくら必要なのかという疑問がわかったので、契約の前に疑問な点を解消して不安なく依頼しました。

 

その後の打ち合わせも、自宅まで来てもらう事が出来たのでまわりの目を気にすることもなく緊張することもありません。

また、女性の方なので自宅に来てもらっても近所の方に怪しまれることもないので、こうした面からも女性の探偵会社に依頼して良かったと思います。

 

浮気調査ということだったので、やはり男性には話しにくいこともありますし、探偵というだけでなく女性だからわかってくれる事もあり、気持ち的にも随分と救われたものです。

そして、調査の方も自分では絶対に掴むことの出来ない証拠をしっかりと掴んでくれました。

実際には、証拠を掴んでからが大変なのですが、これからどのような対応をしたら良いのかという事までサポートしてくれたので、非常に助かりました。

 

もし、女性の方で探偵を利用してみたいけれど、と悩んでいる方がいらっしゃったら女性調査員を揃えている探偵会社を探してみる事をお勧めしたいと思います。

 

どんな人が探偵に向いているか検証してみましょう

探偵になりたい、探偵に興味があるという人も中にはいるでしょう。そもそも探偵になるには何か特技が必要なのでしょうか。そこでどんな人が探偵に向いているか検証してみましょう。

 

やはり探偵の一番の強みは、なんと言っても体力です。探偵はその業務内容上、何時間も外で待機してたり、時には走ったりすることもあります。ですから体力がないと、つとまりません。病気がちな人や、体力に自信のない人はあまり探偵に向いてないと言えるでしょう。

 

また探偵はその仕事内容によっては、調査の対象相手に直接会ったり、予期せぬトラブルが起こる可能性がなくはない職業です。そんな時にも強靭な精神力で臨む必要があります。また調査の過程で予期せぬことが起こった場合に、マニュアル重視でなく思いきった行動を起こすことも大切になってきます。ですから精神的に強い人、またいざという時に機転がきく人が探偵に向いているでしょう。

 

また依頼人への気持ちや本心を読み取る判断力も必要になります。調査の過程で依頼人の気持ちが変わることもよくあるのが探偵業です。さらに交渉力も必要になります。このように探偵業は簡単にはつとまるものではないことは理解しておくと良いでしょう。