妻の恋人

「妻の恋人」もしくは「妻の恋愛」という言葉に違和感を覚える方は多数いらっしゃることでしょう。

当然のことながら「妻」は既婚者で、配偶者である夫が存在します。

ならば、恋人の定義は何かが重要なポイントとなってきます。

恋人の定義はある意味、回答が難しい深い題材です。

心の疎通が恋人の定義と考えれば、互いに思いを寄せる男女は肉体関係に関係なく浮気が立証されることとなってしまうかもしれません。

ここで大きな問題となるのが浮気の境界線なわけですが、「毎日、相手と24時間中10時間メールやライン、電話などでやりとりをしている奥さんは浮気していると言えるか?」を考えてみましょう。

10時間という長時間ですと勤務から帰宅後の御主人も奥様が恋人とのメールのやり取りをしている現場に居合わせているはずです。

もし、あなたの妻が専業主婦で家に居る間中、大好きな異性と10時間もメールや電話をすることを日課としている日常を送っているとしたら、どう思いますか?

既婚女性である「妻の恋人」との言葉は、このような場合には表現としてピッタリあてはまっているように感じます。

家庭を壊さなければ「妻の恋愛に対して寛大な御主人」というスタンスも、もしかしたら現代社会では通用するかもしれません。

しかし、お子さんがいらっしゃる家庭において、このような状況下のご夫婦は「異質」としか言いようがありません。

子供の前で御主人以外の男性とスマホで長時間メールをする母親・・・。

そんな母親を見て育つ子供の常識や恋愛観に関わる観点から考えれば、「あってはならない環境」と言えるのではないでしょうか?

あなたの隣に座る不安そうなお子さんの顔。

おそらく、かまってほしかったり、お腹が空腹になってあなたの顔を見つめているのではありません。

「誰とスマホでやりとりしているのか・・・?」

いつの時代も親が思っているほど子供は幼くないのです。

このような状況が現実に存在している現代社会は病んでいるのかもしれません。

夫婦お互いの無関心にも程がある。

家庭内に御主人以外の異性との時間を持ち込むなど言語道断。

しかし、SNSを頻繁に利用する現代人が当たり前にこのような状況を黙認しつつあることも「紛れもない現実」として受け止める必要があるのかもしれません。

浮気後の修復

自己の欲求のままに浮気をしてしまい「家庭をかえりみて後悔」する。

結果的には他人の庭が良く見えていただけであると気づき「浮気や不倫を解消」し退屈な日常生活に戻る。この状況下で多くのご夫婦は「関係に亀裂」が生じていたり「仮面夫婦」のような冷えた関係に陥ってしまう。

当然だろう。

信頼して結婚した相手に裏切りが見え隠れしても「我慢して日常を過ごして」いたのだから・・・信頼関係の回復や修復には時間を要するだろう。

浮気や不倫は「怪しいと感づかれている」場合が殆どと言って良い。多くのご夫婦は家族のバランスを考慮し「辛抱し信じて待つ」のである。この領域を越えた次元で浮気・不倫を繰り返す人物は探偵の出番となる。

「自分は浮気がばれない!」などと大きな勘違いをしている方はパートナーの人柄に助けられて存在している事を全く理解しない「浅い人物」であると思う。

浮気に走る前提

既婚者であっても恋愛感情は存在し、日常の忙しさとは関係なく「出会い密かに思う」事は可能である。

既婚女性の場合は上記の傾向が若干強く感じる。仕事の有無に関係なく「素敵な異性にときめく心」をもって「いくつになっても女性として見てほしい」とおもっている。結婚し出産、子育てに一段落した40代50代でも大なり小なり「一人の女性」なのである。

倦怠期を迎えたご夫婦の殆どが「双方に無関心」となっている事実があり、「奥様を女性として扱うことない御主人に対する不満」をもって月日が流れてゆく。

このような流れは浮気に走る前提として一番オーソドックといえ、世の男性は注意しなければならない。もし、御主人との生活に不満が無い奥様ならば尚更であり「うちの奥さんに限って・・・」は通用しないのである。

女性は一度「強い恋愛感情が芽生えてしまうと後戻りしない」傾向がある。

家庭や子供がある奥様であっても例外ではない。

奥様が恋愛する新たな異性は御主人以上の存在とは考えていない。既に御主人は「奥様の恋愛対象では無くなっている」のだから。

離婚から孤独に

 異性問題が原因で離婚をして「孤独」な生活をしている方を仕事上多く存じ上げている。結婚していた時期に浮気をして離婚し浮気相手とも破局を迎えると当然のように「孤独な生活」が始まる。浮気や恋愛が離婚の原因の芸能人をワイドショーなどで見るが「ご自分に自信がある」方が多いと感心させられる。

インタビューに答えるコメントの言葉に恋愛をして結婚を考える事は「私にとって当然」と言わんばかりの余裕がある。しかし、世の男性の目から見れば「熟年芸能人」に交際相手や結婚相手としての魅力を感じている方はほんの一握りが現実だろう。

この度、離婚された芸能人の方々の行く末を見届けたいと個人的な関心から思う今日この頃である。

既婚者の恋愛感情

 年齢や性別に関係なく「恋愛感情」は発生する。

幼い初恋から老人ホームの中での恋まで「年齢」は恋愛感情に全く関係ないと言える。人間がもっている「動物的な部分」が大きく作用していると個人的には考えている。外見と精神年齢は「個人差が大きい」と常々の調査案件で思い知らされる。

既婚者が恋愛感情を抱く経緯は様々である。最もスタンダードなシュチュエーションを例で上げるならば「身近な異性」の存在に恋愛感情を抱く場合が殆どといっても良い。仕事を持つ男女ならば「職場」で恋愛感情を抱く場合が殆どである。もし、職場が男性だけ、女性だけの場合はその他のケースに該当する。

最近は「その他のケース」がSNSの進歩により「ラインやフェイスブック」を利用し「過去の恋愛相手」との再会を果たし浮気に発展するケースが最も多いと言えるだろう。一昔前のように合コンや知人の紹介で出会いを持つケースは減った感があると言える。

本人にとっては「恋愛が目的ではない」SNS登録であっても異性の本心は理解できないところだろう。再会を果たした相手に「恋愛感情」があったならば、退屈な日常や結婚生活に変化をもたらし「昔もっていた恋心」を再び思い出させるアプローチが簡単に行える現状ともいえる。もし、あなたのパートナーが常日頃「スマホや携帯電話」でSNSを利用し自分の時間を費やしているならば要注意である。誰の目に触れることもなく既婚者の恋愛が成立してしまうのである。